自由葬・無宗教葬の費用相場はいくら?内訳と目安をわかりやすく

自由葬・無宗教葬のイメージ
自由葬・無宗教葬のイメージ

葬儀の形式

自由葬・無宗教葬

費用の目安
30万円〜100万円
所要日数
1日
参列者
10〜50名
費用相場
自由葬・無宗教葬の要点決めるのに要る数値だけ先に出しています
費用の目安
30万〜100万円
かかる日数
1日
参列人数の目安
10〜50名
分類
葬儀の形式
通夜告別式

○が行うもの、×が行わないものです。

自由葬・無宗教葬(じゆうそう)にかかる費用の目安と、その内訳を整理しました。相場は30万円 〜 100万円です。何にいくらかかるのかを把握してから検討を始めるための記事です。

自由葬・無宗教葬の基本情報

分類葬儀の形式
読み方じゆうそう
費用の目安30万円 〜 100万円
所要日数1日
参列者の目安10〜50名
通夜なし
告別式あり
含まれるもの会場費、祭壇・生花、音響、司会進行、火葬料金

費用の目安

自由葬・無宗教葬の費用は30万円 〜 100万円が目安です。下限と上限で700,000円の開きがあります。この差は主に、式場の規模・参列者数・祭壇のグレードによって生じます。

この金額に含まれるのは会場費、祭壇・生花、音響、司会進行、火葬料金です。見積書を受け取ったら、これらが含まれているかを一項目ずつ確認してください。含まれていない項目は追加費用になります。

同じ分類のなかでの位置づけ

葬儀の形式に分類される10項目を費用の中央値で並べると、自由葬・無宗教葬は5番目に位置します。もっとも費用を抑えられるのはペット葬(1.5万円 〜 8万円)、もっとも高額になるのは社葬・団体葬(300万円 〜 2,000万円)です。予算から逆算して選択肢を絞る場合の参考にしてください。

特徴

特定の宗教儀礼によらず、音楽や献花などで自由に構成する形式です。

向いているケース

故人や家族に特定の信仰がない、独自の見送り方をしたい場合に適しています。

注意点

菩提寺がある場合、無宗教葬にすると納骨できないことがあります。事前確認が必須です。

予算別に見た目安

自由葬・無宗教葬の費用は30万円 〜 100万円と幅があります。予算をどこに置くかで選べる内容が変わるため、3つの水準に分けて整理します。

予算の水準金額内容の目安
下限に近い予算30万円内容を最小限に絞って組んだ場合の金額です
標準的な予算65万円一般的に選ばれる構成での金額です
上限に近い予算100万円内容を充実させた場合の金額です

予算を30万円より下に抑えたい場合、同じ葬儀の形式のなかではペット葬(1.5万円 〜 8万円)、直葬・火葬式(10万円 〜 30万円)が候補になります。

逆に100万円以上をかけられる場合は、一般葬(100万円 〜 200万円)、お別れの会(50万円 〜 300万円)も選択肢に入ります。

金額だけで決めず、その予算で何が含まれるのかを見積書で確認してください。同じ金額でも、含まれる項目は事業者によって異なります。

費用に幅が出る理由

自由葬・無宗教葬の費用は、下限と上限で約3.3倍、金額にして70万円の差があります。同じ名前の項目でもこれだけ変わるのは、次の要素が金額を動かすためです。

  • 式場の規模と使用日数
  • 参列者の人数(返礼品と飲食の総量が変わります)
  • 祭壇と棺のグレード
  • 搬送距離と安置日数
  • 宗教者へのお礼(お布施)の有無

見積もりを比べるときは、総額だけを見ても判断できません。上の要素それぞれについてどの水準で見積もられているのかを確認すると、金額差の理由がわかります。

見積書で確認する項目

自由葬・無宗教葬の費用に含まれるのは会場費、祭壇・生花、音響、司会進行、火葬料金です。見積書を受け取ったら、次の項目が入っているか、それぞれ数量と単価が明記されているかを確認してください。

確認する項目見るポイント
会場費使用時間と日数。延長料金と、控室の使用が含まれるか
祭壇・生花グレードと実物の確認。ひとつ下のランクとの差額はいくらか
音響数量と単価が書かれているか。「一式」表記だけになっていないか
司会進行何名で何時間か。時間延長時の追加料金はいくらか
火葬料金数量と単価が書かれているか。「一式」表記だけになっていないか

「一式」とまとめられている項目は、後から内容を確認できません。金額の大きい項目ほど内訳を出してもらってください。追加費用が発生する条件も、契約前に書面で確認しておくと安心です。

葬儀の形式の費用を一覧で比べる

葬儀の形式に分類される10項目を、費用の安い順に並べました。自由葬・無宗教葬との差額もあわせて示します。

項目費用の目安自由葬・無宗教葬との差
ペット葬1.5万円 〜 8万円–602,500円
直葬・火葬式10万円 〜 30万円–450,000円
一日葬30万円 〜 60万円–200,000円
密葬30万円 〜 80万円–100,000円
自由葬・無宗教葬30万円 〜 100万円—
家族葬50万円 〜 120万円+200,000円
生前葬30万円 〜 150万円+250,000円
一般葬100万円 〜 200万円+850,000円
お別れの会50万円 〜 300万円+1,100,000円
社葬・団体葬300万円 〜 2,000万円+10,850,000円

差額の大きい項目に切り替えると総額は大きく変わります。ただし内容も変わるため、金額だけでなく何が含まれるのかをあわせて比べてください。

決める前に確かめること

自由葬・無宗教葬を決める前のチェック0 / 5 確認ずみ

費用の目安は30万円 〜 100万円です。先に決めることを決めてから、葬儀社に相談してください。順番が逆だと、言われるままになります。

見積を頼む

自由葬・無宗教葬の見積を頼む文面

葬儀社に出すときに使ってください。含まれるものを先に確かめると、あとから追加になりにくくなります。

【希望する形式】
自由葬・無宗教葬

【参列する人数】
[ ]名くらい

【希望する日】
[ 月 日ごろ]

【確認したいこと】
1. 見積に含まれるものと、含まれないものを分けて教えてください
2. 人数が増減した場合、どの費用が変わりますか
3. 火葬料・式場使用料は自治体や施設で変わりますか
4. 追加になりやすい項目はどれですか

【菩提寺】
[あり/なし]

支払いのしかた

葬儀費用は、葬儀が終わってから1週間以内の一括払いを求める葬儀社が多数です。カード払いや分割に対応する社も増えていますが、対応の可否は事前に確認してください。故人の預金口座は死亡が金融機関に伝わると凍結されるため、支払いの原資は別に用意しておく必要があります。

公的な給付と税の扱い

国民健康保険の加入者が亡くなった場合、葬祭を行った方に葬祭費(自治体により1万〜7万円)が支給されます。健康保険(協会けんぽなど)の被保険者であれば埋葬料5万円です。どちらも申請しなければ受け取れず、原則2年で時効になります。

費用を抑える方法

自由葬・無宗教葬は30万円 〜 100万円と幅があります。上限と下限の差は70万円。この差を埋める余地がどこにあるのかを、具体的に見ていきます。

複数社から同じ条件で見積もりを取る

1社だけの見積もりでは、その金額が高いのか安いのか判断できません。参列者数・希望する内容・式場を同じ条件にして2〜3社から取ると、差がどこにあるかが見えます。事前相談は無料の社がほとんどです。

祭壇と棺のグレードを見直す

見積もりの金額差がもっとも大きく出るのがこの2つです。用意されているランクの中で、ひとつ下げるだけで数十万円変わることがあります。実際に写真を見せてもらってから決めてください。

式場を公営にする

公営斎場は民営より使用料が低く設定されています。予約が取りにくい地域もありますが、確認する価値があります。

返礼品を当日返しにする

後日返しは送料と手間がかかります。当日返しにすると香典の額に関係なく一律になりますが、総額では抑えられることが多くなります。

互助会や会員制度を使う

葬儀社の会員になっていると割引が適用される場合があります。故人が加入していないか確認してください。

すべてを実行する必要はありません。事情に合うものから取り入れてください。削れないところを無理に削ると、あとで後悔することになります。

地域や条件で変わるところ

葬儀費用は地域差が大きい項目です。火葬場が公営か民営かで火葬料は数千円から数万円まで開き、式場の使用料も都市部と地方で異なります。通夜振る舞いの慣習、香典の相場、返礼のしかたも地域ごとに違います。近隣で葬儀を経験した方に聞くのが、その土地の実態を知る最短の方法です。

このページに載せている30万円 〜 100万円という金額も、全国の平均的な水準を示したものです。お住まいの地域では上下することを前提に見てください。

金額が近い他分類の項目

自由葬・無宗教葬と費用の水準が近い項目を、ほかの分類から拾いました。全体のなかでの位置づけを掴む参考にしてください。

項目分類費用の目安
死後事務委任契約終活30万円 〜 100万円
墓じまいお墓・納骨20万円 〜 100万円
永代供養墓お墓・納骨10万円 〜 100万円
戒名マナー10万円 〜 100万円

よくある質問

自由葬・無宗教葬の費用はいくらくらいですか?

30万円 〜 100万円が目安です。この金額には会場費、祭壇・生花、音響、司会進行、火葬料金が含まれるのが一般的です。地域・時期・依頼先によって幅があります。

自由葬・無宗教葬で気をつけることは何ですか?

菩提寺がある場合、無宗教葬にすると納骨できないことがあります。事前確認が必須です。

葬儀の形式のなかでは費用は高いほうですか?

葬儀の形式に分類される10項目を費用の中央値で並べると、自由葬・無宗教葬は5番目です。もっとも安いのはペット葬(1.5万円 〜 8万円)、もっとも高いのは社葬・団体葬(300万円 〜 2,000万円)です。

この項目のまとめ

  • 費用の目安は30万円 〜 100万円
  • 所要日数は1日
  • 人数の目安は10〜50名

最後にもう一度。菩提寺がある場合、無宗教葬にすると納骨できないことがあります。事前確認が必須です。

葬儀の形式の関連項目

※ 掲載している費用は一般的な目安であり、地域・宗派・依頼先・時期によって大きく変動します。実際の金額は必ず複数の事業者から見積もりを取得してご確認ください。制度・手続きの要件は改正されることがあるため、最新の情報は自治体および所管の公的機関の公表内容をご確認ください。

葬儀の形式に分類される10件との並び

葬儀の形式には10件を掲載しています。自由葬・無宗教葬がどのあたりに位置するかを、同じ形式で並べて確かめてください。

項目費用
直葬・火葬式100,000〜300,000円
一日葬300,000〜600,000円
家族葬500,000〜1,200,000円
一般葬1,000,000〜2,000,000円
社葬・団体葬3,000,000〜20,000,000円
自由葬・無宗教葬(この項目)300,000〜1,000,000円
生前葬300,000〜1,500,000円
密葬300,000〜800,000円
お別れの会500,000〜3,000,000円
ペット葬15,000〜80,000円

自由葬・無宗教葬と近い費用の項目

自由葬・無宗教葬は300,000〜1,000,000円です。近い費用の項目と見比べると、何にいくらかかるのかの見当がつきます。

項目費用分類
永代供養墓100,000〜1,000,000円お墓・納骨
相続税の申告0〜1,000,000円手続き
戒名100,000〜1,000,000円マナー
死後事務委任契約300,000〜1,000,000円終活
墓じまい200,000〜1,000,000円お墓・納骨

掲載71件のなかでの位置

費用の小さい順に並べると、自由葬・無宗教葬は58番目です。葬儀の形式10件のなかでは5番目にあたります。もっとも小さいのは通夜(葬儀一式に含まれる)、もっとも大きいのは社葬・団体葬(3,000,000〜20,000,000円)です。

自由葬・無宗教葬についてよくある質問

自由葬・無宗教葬はどんなものか?

特定の宗教儀礼によらず、音楽や献花などで自由に構成する形式です。

「どんなものか」がこの内容なのは掲載71件のなかで自由葬・無宗教葬だけです。ここが決め手になります。

自由葬・無宗教葬の費用は?

300,000〜1,000,000円

掲載71件のうち「費用」が同じなのは2件(葬儀の形式では1件)です。ここが同じものは、ほかの条件で選び分けることになります。

自由葬・無宗教葬の日数は?

1日(10〜50名)

「日数」がこの内容なのは掲載71件のなかで自由葬・無宗教葬だけです。ここが決め手になります。

自由葬・無宗教葬の向いている場合は?

故人や家族に特定の信仰がない、独自の見送り方をしたい場合

「向いている場合」がこの内容なのは掲載71件のなかで自由葬・無宗教葬だけです。ここが決め手になります。

自由葬・無宗教葬の中身は?

会場費、祭壇・生花、音響、司会進行、火葬料金

「中身」がこの内容なのは掲載71件のなかで自由葬・無宗教葬だけです。ここが決め手になります。

自由葬・無宗教葬の気をつけることは?

菩提寺がある場合、無宗教葬にすると納骨できないことがあります。事前確認が必須です。

「気をつけること」がこの内容なのは掲載71件のなかで自由葬・無宗教葬だけです。ここが決め手になります。

自由葬・無宗教葬を選ぶときの進め方

  1. 費用の幅を押さえる300,000〜1,000,000⁠円が目安です。1⁠日・10〜50⁠名の規模になります。
  2. 都道府県相場と比べる47都道府県の相場を載せています。自分の試算が住んでいる地域の相場より高いか安いかで、見積もりを取るかどうかを決められます。
  3. 向くかどうかを確かめる故人や家族に特定の信仰がない、独自の見送り方をしたい場合に向きます。
  4. 先に確認すること菩提寺がある場合、無宗教葬にすると納骨できないことがあります。事前確認が必須です。

掲載71件を分類で見る

自由葬・無宗教葬は7ある分類のうち「葬儀の形式」に入ります。分類ごとの件数と、まんなかの費用は次のとおりです。

分類件数まんなかの費用
葬儀の形式(この項目の分類)10件500,000〜1,200,000円
儀式・法要12件30,000〜80,000円
お墓・納骨9件100,000〜1,000,000円
香典・返礼11件10,000〜30,000円
手続き12件費用なし
マナー10件2,000〜30,000円
終活7件50,000〜500,000円

自由葬・無宗教葬の数字の読み方

自由葬・無宗教葬は300,000〜1,000,000円で、幅は700,000あります。掲載71件のまんなかは100,000なので、まんなかより大きいほうに位置します。幅があるものは、条件によって上下します。下限だけで決めると、あとで足りなくなることがあります。

掲載している71件すべて(費用の小さい順)

自由葬・無宗教葬だけで決めず、ほかの選択肢と並べて見てください。費用の小さい順に並べています。

項目費用分類どんなものか
通夜葬儀一式に含まれる儀式・法要葬儀の前夜に故人と過ごす儀式。近年は18〜19時開式で1〜2時間の「半通夜」が主流です。
告別式葬儀一式に含まれる儀式・法要故人に別れを告げる儀式。読経・焼香ののち出棺し、火葬場へ向かいます。
香典返しいただいた香典の3分の1〜2分の1香典・返礼いただいた香典へのお返し。いただいた額の3分の1〜2分の1を返すのが目安です。
死亡届の提出費用なし手続き市区町村役場へ死亡届と死亡診断書を提出します。これにより火葬許可証が交付されます。
年金受給停止費用なし手続き年金事務所へ受給権者死亡届を提出します。手続きが遅れると過払い分の返還が必要になります。
健康保険資格喪失費用なし手続き健康保険証の返却と資格喪失の届出を行います。国民健康保険は市区町村、健康保険は勤務先経由です。
世帯主変更届費用なし手続き故人が世帯主だった場合、新しい世帯主を届け出ます。
喪主の挨拶費用なしマナー通夜振る舞いの前や告別式の最後に、喪主が参列者へ謝辞を述べます。1〜3分が目安です。
焼香の作法費用なしマナー抹香をつまみ、額に押しいただいてから香炉にくべます。回数は宗派によって1〜3回と異なります。
遺族年金の請求費用なし手続き生計を維持されていた遺族が受け取れる年金です。遺族基礎年金と遺族厚生年金があります。
高額療養費の申請費用なし手続き亡くなる前の医療費が自己負担限度額を超えていた場合、超えた分が払い戻されます。
生命保険の請求費用なし手続き死亡保険金を受取人が請求します。受取人固有の財産となり、遺産分割の対象になりません。
公共料金の名義変更費用なし手続き電気・ガス・水道・通信の契約者を変更または解約します。口座振替の停止も合わせて行います。
御霊前と御仏前の違い費用なしマナー四十九日までが「御霊前」、四十九日以降が「御仏前」というのが一般的な使い分けです。
会葬御礼500〜1,500円香典・返礼参列いただいた方全員へ、その場でお渡しする品です。香典返しとは別のものです。
エンディングノート0〜3,000円終活希望する葬儀の形式や資産、連絡先などを書き残すノート。法的な効力はありません。
袱紗(ふくさ)500〜5,000円マナー香典袋を包む布です。弔事では紺・グレー・紫などの寒色を使います。
香典(職場関係)3,000〜10,000円香典・返礼上司・同僚・部下やその家族への香典。社内で慣例が決まっている場合はそれに従います。
香典(友人・知人)5,000〜10,000円香典・返礼友人・知人への香典。親しさに応じて5千円〜1万円が目安です。
弔電1,000〜10,000円マナー参列できない場合に送る電報。宛名は喪主とし、告別式の開始前までに斎場へ届くよう手配します。
月命日0〜10,000円儀式・法要毎月めぐってくる命日です。仏壇に手を合わせるだけの形が一般的です。
香典(祖父母)10,000〜30,000円香典・返礼祖父母への香典。親と同居していて経済的に独立していない場合は不要とされることもあります。
香典(おじ・おば)10,000〜30,000円香典・返礼おじ・おばへの香典。付き合いの深さで金額を調整します。
供花・供物15,000〜30,000円香典・返礼祭壇に供える花や果物。一基あたりの価格で、一対(二基)で贈ることもあります。
お彼岸0〜30,000円儀式・法要春と秋の年2回、墓参りをして先祖を供養する期間です。読経を頼まない形も一般的です。
香典(取引先)5,000〜30,000円香典・返礼仕事上の付き合いで包む香典です。会社として出すか個人で出すかで金額が変わります。
数珠2,000〜30,000円マナー参列時に手に持つ仏具です。宗派ごとの本式と、どの宗派でも使える略式があります。
初七日法要30,000〜50,000円儀式・法要逝去から7日目に営む法要。現在は葬儀当日に繰り上げて行う「繰り上げ初七日」が一般的です。
香典(兄弟姉妹)30,000〜50,000円香典・返礼兄弟姉妹への香典。夫婦で参列する場合も一つの香典にまとめます。
自筆証書遺言0〜50,000円終活全文を自筆で書く遺言書。2020年から法務局での保管制度が始まり、紛失や改ざんのリスクが下がりました。
百箇日法要30,000〜80,000円儀式・法要逝去から100日目の法要。「卒哭忌」とも呼ばれ、悲しみに区切りをつける意味があります。
七回忌30,000〜80,000円儀式・法要逝去から満6年の法要。この頃から規模を縮小し、家族のみで営むことが多くなります。
喪服(男性)20,000〜80,000円マナーブラックスーツに白シャツ、黒無地のネクタイ。光沢のない素材を選びます。
喪服(女性)20,000〜80,000円マナー黒のワンピースやアンサンブル。肌の露出を抑え、ストッキングは黒を着用します。
ペット葬15,000〜80,000円葬儀の形式ペットの火葬と供養を行います。個別火葬と合同火葬があり、返骨の可否が変わります。
香典(親)30,000〜100,000円香典・返礼実父母・義父母への香典。血縁が近いほど金額が高くなります。
相続放棄30,000〜100,000円手続き家庭裁判所へ申述し、相続権を放棄します。負債が資産を上回る場合に選択されます。
準確定申告0〜100,000円手続き故人のその年の所得について、相続人が代わって確定申告を行います。
香典(配偶者の親)30,000〜100,000円香典・返礼義父母への香典です。実の親と同じ水準にするのが一般的です。
三回忌40,000〜120,000円儀式・法要逝去から満2年(数えで3年)の法要。ここまでは親族を招いて営むのが一般的です。
四十九日法要50,000〜150,000円儀式・法要忌明けとなる重要な法要。この日をもって遺族は日常に戻るとされ、納骨を併せて行うことが多いです。
一周忌50,000〜150,000円儀式・法要逝去から満1年の法要。年忌法要のなかでもっとも重視され、親族を招いて営みます。
三十三回忌50,000〜150,000円儀式・法要逝去から満32年の法要。多くの宗派でこれを「弔い上げ」とし、年忌法要を締めくくります。
初盆(新盆)30,000〜150,000円儀式・法要故人が亡くなってから初めて迎えるお盆です。通常のお盆より丁寧に営むのが習わしです。
手元供養10,000〜200,000円お墓・納骨遺骨の一部を自宅で保管する方法。ミニ骨壺やペンダントなどの形があります。
名義変更(不動産)50,000〜200,000円手続き相続した不動産の所有権移転登記を行います。2024年4月から相続登記が義務化されました。
公正証書遺言50,000〜200,000円終活公証役場で公証人が作成する遺言書。原本が保管され、無効になるリスクがもっとも低い方式です。
直葬・火葬式100,000〜300,000円葬儀の形式通夜・告別式を行わず、火葬のみを執り行う形式。費用を最小限に抑えられる一方、故人とお別れする時間が短くなります。
散骨(海洋葬)50,000〜300,000円お墓・納骨遺骨を粉末化し、海などに撒く形式。墓を持たない選択肢として認知が広がっています。
合祀墓30,000〜300,000円お墓・納骨他の方の遺骨と一緒に納める形式です。継承者を必要とせず、管理費もかかりません。
お布施150,000〜500,000円マナー読経や戒名に対して僧侶へ渡す謝礼。葬儀一式(通夜・告別式・初七日)でのおおよその目安です。
生前整理50,000〜500,000円終活存命のうちに持ち物や資産を整理すること。遺族の負担を減らす目的で行われます。
互助会200,000〜500,000円終活毎月一定額を積み立て、葬儀の際に割引を受けられる仕組みです。
一日葬300,000〜600,000円葬儀の形式通夜を省略し、告別式と火葬を一日で行う形式。高齢の参列者の負担を減らせます。
遺品整理80,000〜600,000円終活故人の持ち物を整理・処分すること。間取りと物量によって費用が大きく変わります。
樹木葬100,000〜800,000円お墓・納骨墓石の代わりに樹木を墓標とする形式。継承を前提としない永代供養型が主流です。
密葬300,000〜800,000円葬儀の形式近親者だけで先に葬儀を済ませ、後日あらためて本葬やお別れの会を行う前提の形式です。
自由葬・無宗教葬300,000〜1,000,000円葬儀の形式特定の宗教儀礼によらず、音楽や献花などで自由に構成する形式です。
永代供養墓100,000〜1,000,000円お墓・納骨寺院や霊園が遺族に代わって管理・供養を行うお墓。継承者を必要としません。
相続税の申告0〜1,000,000円手続き基礎控除(3000万円+600万円×法定相続人の数)を超える場合に申告が必要です。
戒名100,000〜1,000,000円マナー仏門に入った証として授かる名前。位号によって金額の目安が大きく変わります。
死後事務委任契約300,000〜1,000,000円終活葬儀や各種手続きを第三者に委任する契約。身寄りのない人が生前に備える方法です。
墓じまい200,000〜1,000,000円お墓・納骨墓石を撤去して墓地を返し、遺骨を別の形で供養することです。
家族葬500,000〜1,200,000円葬儀の形式家族や親しい人だけで通夜・告別式を行う形式。近年もっとも選ばれている形式です。
生前葬300,000〜1,500,000円葬儀の形式本人が存命のうちに、感謝を伝える場として開く会。葬儀というより式典に近い性格です。
納骨堂200,000〜1,500,000円お墓・納骨屋内の施設に遺骨を安置する形式。ロッカー式・仏壇式・自動搬送式などがあります。
改葬(お墓の引っ越し)200,000〜1,500,000円お墓・納骨既存のお墓から遺骨を取り出し、別の場所へ移すことです。行政の許可が要ります。
一般葬1,000,000〜2,000,000円葬儀の形式親族に加えて友人・知人・会社関係者も招く、従来型の葬儀形式です。
お別れの会500,000〜3,000,000円葬儀の形式火葬を済ませたあと、宗教色を抑えた形で行う会です。ホテルや式場で行われることが多くあります。
一般墓(墓石)1,500,000〜3,500,000円お墓・納骨墓地に墓石を建てる従来型のお墓。永代にわたり家族で継承していく形式です。
社葬・団体葬3,000,000〜20,000,000円葬儀の形式企業や団体が主催して執り行う葬儀。創業者や役員の逝去時に実施されます。

自由葬・無宗教葬と近い費用の5件を、同じ見方で比べる

費用が近いものは、どこで選び分けるかが分かりにくくなります。同じ項目で並べると違いが出ます。

見るところ自由葬・無宗教葬永代供養墓相続税の申告戒名死後事務委任契約墓じまい
どんなものか特定の宗教儀礼によらず、音楽や献花などで自由に構成する形式です。寺院や霊園が遺族に代わって管理・供養を行うお墓。継承者を必要としません。基礎控除(3000万円+600万円×法定相続人の数)を超える場合に申告が必要です。仏門に入った証として授かる名前。位号によって金額の目安が大きく変わります。葬儀や各種手続きを第三者に委任する契約。身寄りのない人が生前に備える方法です。墓石を撤去して墓地を返し、遺骨を別の形で供養することです。
費用300,000〜1,000,000円100,000〜1,000,000円0〜1,000,000円100,000〜1,000,000円300,000〜1,000,000円200,000〜1,000,000円
日数1日(10〜50名)0日(—)0日(—)0日(—)0日(—)0日(—)
向いている場合故人や家族に特定の信仰がない、独自の見送り方をしたい場合子や孫に管理の負担をかけたくない、単身である場合———継承者がいない、管理費の負担を終わらせたい場合
中身会場費、祭壇・生花、音響、司会進行、火葬料金永代供養料、納骨費、銘板費税理士報酬戒名料契約報酬、預託金閉眼供養、墓石の撤去・整地、改葬許可申請、新たな納骨先の費用
気をつけること菩提寺がある場合、無宗教葬にすると納骨できないことがあります。事前確認が必須です。個別安置の期間を過ぎると合祀されるのが一般的です。合祀後は個別の参拝ができません。配偶者の税額軽減や小規模宅地等の特例は、申告することで初めて適用されます。菩提寺がある場合、他所で戒名を授かると納骨を断られることがあります。必ず菩提寺に依頼してください。預託金の管理方法と、受任者が先に亡くなった場合の取り決めを契約書で確認してください。寺院墓地では離檀料を求められることがあります。金額に決まりはなく、事前の相談が要ります。

葬儀の形式10件の要点を並べる

葬儀の形式に入る10件を、「どんなものか」「費用」「日数」「向いている場合」「中身」で並べました。自由葬・無宗教葬の行に印を付けています。

項目どんなものか費用日数向いている場合中身
直葬・火葬式通夜・告別式を行わず、火葬のみを執り行う形式。費用を最小限に抑えられる一方、故人とお別れする時間が短くなります。100,000〜300,000円1日(1〜10名)参列者がごく少数、費用を最優先したい、故人の希望がある場合ご遺体の搬送・安置、棺、ドライアイス、火葬料金、骨壺
一日葬通夜を省略し、告別式と火葬を一日で行う形式。高齢の参列者の負担を減らせます。300,000〜600,000円1日(10〜30名)遠方の親族が多い、参列者の高齢化で二日間の拘束が難しい場合搬送・安置、棺、祭壇、式場使用料、火葬料金、遺影
家族葬家族や親しい人だけで通夜・告別式を行う形式。近年もっとも選ばれている形式です。500,000〜1,200,000円2日(10〜30名)身内でゆっくり見送りたい、参列者への対応負担を減らしたい場合搬送・安置、棺、祭壇、式場使用料2日分、火葬料金、飲食接待費
一般葬親族に加えて友人・知人・会社関係者も招く、従来型の葬儀形式です。1,000,000〜2,000,000円2日(50〜200名)故人の交友関係が広い、地域の慣習として一般葬が定着している場合搬送・安置、棺、祭壇、式場使用料2日分、火葬料金、飲食接待費、返礼品
社葬・団体葬企業や団体が主催して執り行う葬儀。創業者や役員の逝去時に実施されます。3,000,000〜20,000,000円2日(100〜1000名)企業の創業者・役員、団体の要職者が亡くなった場合式典運営費、会場費、案内状、受付運営、警備、供花・供物
自由葬・無宗教葬特定の宗教儀礼によらず、音楽や献花などで自由に構成する形式です。300,000〜1,000,000円1日(10〜50名)故人や家族に特定の信仰がない、独自の見送り方をしたい場合会場費、祭壇・生花、音響、司会進行、火葬料金
生前葬本人が存命のうちに、感謝を伝える場として開く会。葬儀というより式典に近い性格です。300,000〜1,500,000円1日(30〜100名)元気なうちに直接お礼を伝えたい、自分で内容を決めたい場合会場費、飲食費、案内状、記念品、演出費
密葬近親者だけで先に葬儀を済ませ、後日あらためて本葬やお別れの会を行う前提の形式です。300,000〜800,000円2日(10〜20名)著名人や企業の代表など、後日あらためて大勢を迎える予定がある場合搬送・安置、棺、祭壇、式場使用料、火葬料金
お別れの会火葬を済ませたあと、宗教色を抑えた形で行う会です。ホテルや式場で行われることが多くあります。500,000〜3,000,000円1日(50〜300名)仕事関係の参列者が多い、日程に余裕をもって案内したい場合会場費、飲食費、返礼品、司会・進行、献花
ペット葬ペットの火葬と供養を行います。個別火葬と合同火葬があり、返骨の可否が変わります。15,000〜80,000円1日(家族のみ)遺骨を手元に残したい、または納骨堂に納めたい場合搬送、火葬、骨壺、供養

自由葬・無宗教葬にしないなら、どれになるか

葬儀の形式の中で費用がひとつ下とひとつ上の項目です。ここと比べると、自由葬・無宗教葬を選ぶ理由がはっきりします。

ひとつ下:密葬(300,000〜800,000円)

自由葬・無宗教葬との差は200,000です。「どんなものか」は特定の宗教儀礼によらず、音楽や献花などで自由に構成する形式です。に対して近親者だけで先に葬儀を済ませ、後日あらためて本葬やお別れの会を行う前提の形式です。。「費用」は300,000〜1,000,000円に対して300,000〜800,000円。「日数」は1日(10〜50名)に対して2日(10〜20名)。「向いている場合」は故人や家族に特定の信仰がない、独自の見送り方をしたい場合に対して著名人や企業の代表など、後日あらためて大勢を迎える予定がある場合。

ひとつ上:家族葬(500,000〜1,200,000円)

自由葬・無宗教葬との差は200,000です。「どんなものか」は特定の宗教儀礼によらず、音楽や献花などで自由に構成する形式です。に対して家族や親しい人だけで通夜・告別式を行う形式。近年もっとも選ばれている形式です。。「費用」は300,000〜1,000,000円に対して500,000〜1,200,000円。「日数」は1日(10〜50名)に対して2日(10〜30名)。「向いている場合」は故人や家族に特定の信仰がない、独自の見送り方をしたい場合に対して身内でゆっくり見送りたい、参列者への対応負担を減らしたい場合。

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