香典(取引先)の流れと進め方|手順を順番に解説

香典(取引先)をどう進めるか、順を追って整理しました。時期の目安は通夜または告別式です。はじめての方でも流れを把握できるようにまとめています。

基本情報

分類 香典・返礼
読み方 こうでん
費用の目安 5,000円 〜 3万円
時期・タイミング 通夜または告別式
通夜 なし
告別式 なし

進め方の流れ

  1. 準備香典(取引先)の内容と必要なものを確認します。
  2. 手配・依頼必要に応じて業者や寺院へ依頼します。
  3. 実施通夜または告別式に行います。
  4. 後片付け・記録費用の記録を残しておくと、後の手続きや相続で役立ちます。

押さえておきたいこと

仕事上の付き合いで包む香典です。会社として出すか個人で出すかで金額が変わります。

社内に慶弔規程がある場合はそれに従います。連名にするときは代表者名と一覧を添えます。

時期と所要時間の目安

香典(取引先)は通夜または告別式に行うのが一般的で、日程に決まりはありませんが、関係者の都合を先に確認してください。

行う時期 通夜または告別式
費用の目安 5,000円 〜 3万円

先に用意しておくもの

香典(取引先)を進めるとき、事前に手元にあると滞りにくいものを整理します。当日になってから探すと時間を取られます。

用意するもの 補足
不祝儀袋 金額に見合った袋を選びます。表書きは宗派で異なります。
袱紗 紫は慶弔どちらにも使えます。
新札を避けた紙幣 やむを得ない場合は折り目をつけます。
中袋への記入 金額・住所・氏名を書きます。返礼の宛先になります。
会葬者の記録 誰からいくらいただいたかを記録します。返礼の基礎になります。

香典(取引先)で気をつけたいところ

中袋に住所を書き忘れる

返礼の送り先がわからなくなります。

連名の書き方を間違える

3名までは全員、4名以上は代表者名+「外一同」とします。

返礼の時期を逃す

四十九日の忌明け後、1か月以内が目安です。

香典(取引先)に限らず、香典・返礼では判断を急がされる場面が続きます。決めなければならないことと、後回しにできることを分けて考えると落ち着いて進められます。

終わったあとにすること

返礼を送ったあとは、挨拶状の控えと送付先の記録を残しておくと、次の機会に役立ちます。

香典(取引先)で勘違いされがちなこと

香典(取引先)について、実際とは違う形で広まっている話がいくつかあります。判断を誤りやすいところを整理します。

「香典は多く包むほど良い」ではない

相場から大きく外れた額は、受け取る側に返礼の負担をかけます。故人との関係と自分の年齢に見合った額が適切です。

「香典返しは必ず品物で返す」ではない

寄付という形をとる場合や、当日返しで済ませる形もあります。地域と家の考え方によります。

「連名なら金額は人数分でよい」とはかぎらない

連名の場合も、ひとりあたりが相場に近い額になるようにするのが一般的です。極端に少額の連名は避けられています。

この項目の用語と条件

香典(取引先) 読み方は「こうでん」。仕事上の付き合いで包む香典です。会社として出すか個人で出すかで金額が変わります。
行う時期 通夜または告別式

迷ったときの相談先

香典(取引先)について判断に迷う場合、次の窓口で相談できます。多くは無料です。

相談先 相談できること
葬儀社 返礼品の手配、当日返しの相談
百貨店・ギフト専門店 香典返しの品選びと挨拶状の作成

ひとりで抱えず、早い段階で相談したほうが選べる選択肢は多くなります。期限のある手続きは特にそうです。

香典(取引先)のよくある質問

香典(取引先)の費用はいくらくらいですか?

5,000円 〜 3万円が目安です。地域・時期・依頼先によって幅があります。

香典(取引先)はいつ行いますか?

通夜または告別式が目安です。社内に慶弔規程がある場合はそれに従います。連名にするときは代表者名と一覧を添えます。

香典(取引先)で気をつけることは何ですか?

社内に慶弔規程がある場合はそれに従います。連名にするときは代表者名と一覧を添えます。

香典・返礼のなかでは費用は高いほうですか?

香典・返礼に分類される10項目を費用の中央値で並べると、香典(取引先)は4番目です。もっとも安いのは会葬御礼(500円 〜 1,500円)、もっとも高いのは香典(配偶者の親)(3万円 〜 10万円)です。

ここまでの香典(取引先)のまとめ

  • 費用の目安は5,000円 〜 3万円
  • 時期は通夜または告別式

最後にもう一度。社内に慶弔規程がある場合はそれに従います。連名にするときは代表者名と一覧を添えます。

香典・返礼の関連項目

香典(取引先)について実際によく調べられていること

検索されている質問のうち、香典(取引先)に関係するものを5件取り上げて、このページのデータで答えます。

香典(取引先)はいつのことですか?

香典(取引先)の時期は通夜または告別式です。仕事上の付き合いで包む香典です。会社として出すか個人で出すかで金額が変わります。

通夜と告別式の両方に参列する場合でも、香典を渡すのは一度だけです。二度渡すと「不幸が重なる」とされます。参列できないときは現金書留で郵送するか、参列する人に託します。

香典(取引先)はいくら包めばいいですか?

香典(取引先)の目安は5,000円〜3万円です。仕事上の付き合いで包む香典です。会社として出すか個人で出すかで金額が変わります。

年齢が上がるほど多くする、会食に出るなら上乗せする、というのが一般的な考え方です。同じ立場の親族がいる場合は、事前に金額をそろえておくと、あとで気まずくなりません。社内に慶弔規程がある場合はそれに従います。連名にするときは代表者名と一覧を添えます。

香典はいつ、どう渡せばいいですか?

受付で記帳したあと、袱紗(ふくさ)から取り出して両手で渡します。「このたびはご愁傷さまでございます」と一言添えれば十分です。

通夜と告別式の両方に参列する場合、香典はどちらか一度だけ渡します。二度渡すと「不幸が重なる」とされるためです。参列できない場合は、現金書留で郵送するか、参列する人に託します。社内に慶弔規程がある場合はそれに従います。連名にするときは代表者名と一覧を添えます。

香典(取引先)と香典(親)はどう違いますか?

同じ「香典・返礼」に分類される2つを並べます。

香典(取引先) 香典(親)
費用の目安 5,000円〜3万円 3万円〜10万円
時期 通夜または告別式 通夜または告別式
内容
注意点 社内に慶弔規程がある場合はそれに従います。連名にするときは代表者名と一覧を添えます。 4・9のつく金額と、偶数枚の紙幣は避けるのが通例です。

仕事上の付き合いで包む香典です。会社として出すか個人で出すかで金額が変わります。いっぽう香典(親)は、実父母・義父母への香典。血縁が近いほど金額が高くなります。

香典に新札を使ってはいけないのですか?

新札は「あらかじめ用意していた」と受け取られるため、避けるのが通例です。ただし、しわだらけの札や汚れた札も失礼にあたります。

新札しかない場合は、一度折り目をつけてから入れれば問題ありません。入れる向きは、袋の表に対して肖像が裏・下向きになるようにそろえるのが一般的です。社内に慶弔規程がある場合はそれに従います。連名にするときは代表者名と一覧を添えます。

下限の金額で見た香典(取引先)の位置

まず「最低いくらから可能か」で並べます。下限の金額が分かっている10項目を小さい順に並べると、香典(取引先)(5,000円)は下から3番目、全体の20%の位置にあります。中央値は1万円、いちばん小さいものが500円、いちばん大きいものが3万円です。

水準 下限の金額 該当
もっとも小さい 500円 会葬御礼
下から4分の1 5,000円
香典(取引先) 5,000円 全体の20%の位置
中央値 1万円
上から4分の1 3万円
もっとも大きい 3万円 香典(配偶者の親)

下位4分の1に入ります。この帯は負担が小さい帯です。金額よりも、時期と手順を外さないことのほうが重要になる層です。

下限の金額がすぐ隣にあるのは香典(友人・知人)(5,000円)と香典(祖父母)(1万円)です。迷ったときはこの2つと並べると差が見えます。

香典(取引先)を決める前に確認すること

あとから「聞いていない」となりやすい点を5つ並べました。上から順に確認してください。

確認すること 見るポイント
時期 香典(取引先)の時期は通夜または告別式です。遠方の親族の移動と、式場・寺院の予定が制約になります。
領収書の保管 相続税の計算で葬式費用を控除する場合に必要です。お布施など領収書が出ないものは、日付・金額・相手先をメモで残してください。
地域と家の慣習 作法や金額の目安は地域と家によって違います。身近な年長者か、依頼する事業者に確認してください。
同じ立場の親族と金額をそろえたか あとで金額の差が分かると気まずくなります。事前に相談しておくのが確実です。
表書きと墨の濃さ 四十九日までは「御霊前」、以降は「御仏前」が目安です。名前は薄墨で書きます。

香典(取引先)で失敗しやすい点と、避け方

地域や家の慣習を確認しない

作法や金額の目安は、地域と家によって違います。一般論だけで決めると、親族から指摘を受けることがあります。

避け方:身近な年長者に一度確認してください。前例があれば、それに合わせるのがもっとも波風が立ちません。

通夜と告別式の両方で香典を渡す

二度渡すと「不幸が重なる」とされ、避けられます。受け取る側も返礼の手配で混乱します。

避け方:香典はどちらか一度だけです。両方に参列する場合は、通夜で渡すのが一般的です。

費用の総額を確認しないまま進める

香典(取引先)は5,000円〜3万円が目安ですが、表示されている金額に含まれない項目があります。あとから請求されて初めて総額が分かる、という進み方になりがちです。

避け方:「これ以外にかかるものはありますか」と口頭で確認し、総額を一枚の書面にまとめてもらってください。

香典(取引先)まわりで出てくる用語

用語 意味
告別式 参列者が故人に別れを告げる儀式。通夜の翌日に行い、そのまま火葬へ移ることが多い。
袱紗 香典袋を包む布。慶事と弔事で色を使い分け、弔事では寒色系を用いる。
通夜 葬儀の前夜に故人を見守る儀式。近年は1〜2時間で終える半通夜が一般的。

香典・返礼の11項目を1枚の表で見る

香典(取引先)を含む香典・返礼の全11項目を、費用の目安・時期・含まれるもの・注意点で並べました。費用の目安の小さい順です。横並びにすると、香典(取引先)がどのあたりに位置するのかが一目で分かります。

費用の目安 時期 含まれるもの 注意点
香典返し 費用なし 四十九日後(忌明け後) 品物代、挨拶状、送料 当日返し(会葬御礼と兼ねる)の場合、高額な香典には後
会葬御礼 500円〜1,500円 通夜・告別式の当日 会葬礼状、品物(お茶・ハンカチなど) 香典の有無にかかわらず渡します。人数が読みにくいため
香典(職場関係) 3,000円〜1万円 通夜または告別式 部署でまとめて出す場合は個別に包む必要はありません。
香典(友人・知人) 5,000円〜1万円 通夜または告別式 友人一同として連名にする場合、一人あたりの金額を揃え
香典(取引先) 5,000円〜3万円 通夜または告別式 社内に慶弔規程がある場合はそれに従います。連名にする
香典(祖父母) 1万円〜3万円 通夜または告別式 孫一同として連名でまとめる方法もあります。
香典(おじ・おば) 1万円〜3万円 通夜または告別式 親族間で金額の相談をしておくと、開きが出るのを防げま
供花・供物 1.5万円〜3万円 通夜前まで 花代、名札 葬儀社によって取り扱いが決まっていることが多く、外部
香典(兄弟姉妹) 3万円〜5万円 通夜または告別式 兄弟間で金額を揃えておくと、後の気まずさを避けられま
香典(親) 3万円〜10万円 通夜または告別式 4・9のつく金額と、偶数枚の紙幣は避けるのが通例です
香典(配偶者の親) 3万円〜10万円 通夜または告別式 喪主側の家族として動く場合は香典を出さないこともあり

この表の読み方は2つあります。ひとつは縦に見ること。同じ列で上下を比べると、その項目がどれだけ振れるのかが分かります。もうひとつは横に見ること。香典(取引先)の行だけを追うと、ある項目では上位でも別の項目では下位、という組み合わせが見えます。ひとつの数字だけで決めると、この組み合わせを見落とします。

数字で見た香典(取引先)の位置

費用の目安が分かっている57項目を並べて、香典(取引先)がどこにあるのかを細かく出しました。順位だけでは「どれくらい離れているのか」が分かりません。散らばりまで見ると、その差が大きいのか小さいのかが判断できます。

見るもの 意味
香典(取引先)の費用の目安 1.8万円 比べる基準になる数字
全体の平均 51.0万円 極端な値に引っ張られる
全体の中央値 10万円 実感に近いのはこちら
下から4分の1 4万円 これ以下なら軽い部類
上から4分の1 50万円 これ以上なら重い部類
上位1割の入口 85万円 ここから先は例外的
散らばり(標準偏差) 154.1万円 平均からどれだけ離れるのが普通か

香典(取引先)は下から10番目(全体の16%)です。平均との差は49.2万円で、散らばり1つ分を下回っています(-0.32)。全体の真ん中あたりで、標準的な水準です。

平均と中央値の差にも意味があります。ここでは平均51.0万円に対して中央値10万円で、平均のほうが高く出ています。一部の大きな値に引っ張られているので、平均を目安にすると実際より高く見積もることになります。

香典(取引先)と水準が近い項目

分類をまたいで、費用の目安が香典(取引先)(5,000円〜3万円)に近い項目を集めました。同じ分類のなかで比べるだけでは、その水準が全体のどのあたりなのかが見えません。違う分類の同じ水準を並べると、感覚がつかめます。

項目 分類 費用の目安 特徴
数珠 マナー 2,000円〜3万円 参列時に手に持つ仏具です。宗派ごとの本式と、どの宗派でも使える略式があります。
香典(祖父母) 香典・返礼 1万円〜3万円 祖父母への香典。親と同居していて経済的に独立していない場合は不要とされることもあります。
香典(おじ・おば) 香典・返礼 1万円〜3万円 おじ・おばへの香典。付き合いの深さで金額を調整します。
お彼岸 儀式・法要 0円〜3万円 春と秋の年2回、墓参りをして先祖を供養する期間です。読経を頼まない形も一般的です。
供花・供物 香典・返礼 1.5万円〜3万円 祭壇に供える花や果物。一基あたりの価格で、一対(二基)で贈ることもあります。
自筆証書遺言 終活 0円〜5万円 全文を自筆で書く遺言書。2020年から法務局での保管制度が始まり、

同じ水準でも、分類が違えば中身は別物です。数珠と香典(取引先)は数字の上では近くても、マナーと香典・返礼では前提が違います。数字が近いことは「置き換えられる」という意味ではありません。何を得るためにその数字を払うのかで判断してください。

香典(取引先)より軽いもの・重いもの

香典(取引先)を真ん中に置いて、費用の目安が前後にある項目を並べました。いまの候補が重すぎると感じたら左の表へ、物足りなければ右の表へ移る、という探し方ができます。

香典(取引先)より軽い5項目

項目 分類 費用の目安 香典(取引先)との差
数珠 マナー 2,000円〜3万円 −1,500円
お彼岸 儀式・法要 0円〜3万円 −2,500円
香典(友人・知人) 香典・返礼 5,000円〜1万円 −1万円
香典(職場関係) 香典・返礼 3,000円〜1万円 −1.1万円
弔電 マナー 1,000円〜1万円 −1.2万円

香典(取引先)より重い5項目

項目 分類 費用の目安 香典(取引先)との差
香典(祖父母) 香典・返礼 1万円〜3万円 +2,500円
香典(おじ・おば) 香典・返礼 1万円〜3万円 +2,500円
供花・供物 香典・返礼 1.5万円〜3万円 +5,000円
自筆証書遺言 終活 0円〜5万円 +7,500円
初七日法要 儀式・法要 3万円〜5万円 +2.3万円

ひとつ隣に動かすと、費用の目安は下側で−1,500円、上側で+2,500円動きます。段階的に見ると、いまの選択がどれだけ思い切ったものなのかが分かります。

分類ごとの水準と、香典・返礼の位置

このサイトで扱っている7分類を、費用の目安の中央値で並べました。香典(取引先)が属する香典・返礼は7番目です。まずどの分類を見るべきかを決めると、そのあとの比較が短くて済みます。

分類 項目数 いちばん低い 中央 いちばん高い
葬儀の形式 10 4.8万円 85万円 1150万円
お墓・納骨 9 10.5万円 55万円 250万円
終活 7 1,500円 27.5万円 65万円
手続き 12 5万円 12.5万円 50万円
儀式・法要 12 5,000円 8万円 10万円
マナー 10 2,750円 5万円 55万円
香典・返礼 11 1,000円 2万円 6.5万円

分類ごとに水準が違うのは、形式・儀式・お墓・香典・手続きでは、そもそも費用の性質が違うためです。一度きりのものと、毎年かかるものが混ざっています。分類をまたいで数字だけを比べても意味がありません。同じ分類のなかで比べたうえで、分類そのものを選び直せるかどうかを考えてください。

香典(取引先)のデータを一項目ずつ読む

ページの先頭に出している基本情報を、一項目ずつ何を意味するのかまで書き下しました。表だけを見て分かった気になると、判断の材料を取り違えます。

費用の目安:5,000円〜3万円

下限と上限で6.0倍の開きがあります。この幅は、選ぶ内容と人数で動く部分です。表示されている金額に含まれないものがないかを、必ず書面で確認してください。

時期:通夜または告別式

通夜または告別式です。日程は、親族が集まれるか・施設や寺院の予定・手配にかかる日数の3つで決まります。

含まれるもの:—

費用の内訳という形にはなりません。

向いている場合:—

特定の条件を前提としない項目です。

注意点:社内に慶弔規程がある場合はそれに従います。連名にするときは代表者名と一覧を添えます。

ここを読み飛ばすと、あとから変更できない場面が出ます。決める前に確認してください。

香典・返礼のほかの項目を短く見る

香典(取引先)と同じ香典・返礼にある項目を、費用の目安の順にひとつずつ。香典(取引先)が合わないと感じたときに、次にどれを見ればよいかの当たりがつきます。

香典返し(—)

いただいた香典へのお返し。いただいた額の3分の1〜2分の1を返すのが目安です。

香典(取引先)との差:費用の目安で−1.8万円。当日返し(会葬御礼と兼ねる)の場合、高額な香典には後日あらためて差額分を返します。

会葬御礼(500円〜1,500円)

参列いただいた方全員へ、その場でお渡しする品です。香典返しとは別のものです。

香典(取引先)との差:費用の目安で−1.6万円。香典の有無にかかわらず渡します。人数が読みにくいため、当日追加の可否を確認してください。

香典(職場関係)(3,000円〜1万円)

上司・同僚・部下やその家族への香典。社内で慣例が決まっている場合はそれに従います。

香典(取引先)との差:費用の目安で−1.1万円。部署でまとめて出す場合は個別に包む必要はありません。総務に確認してください。

香典(友人・知人)(5,000円〜1万円)

友人・知人への香典。親しさに応じて5千円〜1万円が目安です。

香典(取引先)との差:費用の目安で−1万円。友人一同として連名にする場合、一人あたりの金額を揃えます。

香典(祖父母)(1万円〜3万円)

祖父母への香典。親と同居していて経済的に独立していない場合は不要とされることもあります。

香典(取引先)との差:費用の目安で+2,500円。孫一同として連名でまとめる方法もあります。

香典(おじ・おば)(1万円〜3万円)

おじ・おばへの香典。付き合いの深さで金額を調整します。

香典(取引先)との差:費用の目安で+2,500円。親族間で金額の相談をしておくと、開きが出るのを防げます。

供花・供物(1.5万円〜3万円)

祭壇に供える花や果物。一基あたりの価格で、一対(二基)で贈ることもあります。

香典(取引先)との差:費用の目安で+5,000円。葬儀社によって取り扱いが決まっていることが多く、外部からの持ち込みは断られる場合があります。

香典(兄弟姉妹)(3万円〜5万円)

兄弟姉妹への香典。夫婦で参列する場合も一つの香典にまとめます。

香典(取引先)との差:費用の目安で+2.3万円。兄弟間で金額を揃えておくと、後の気まずさを避けられます。

香典(親)(3万円〜10万円)

実父母・義父母への香典。血縁が近いほど金額が高くなります。

香典(取引先)との差:費用の目安で+4.8万円。4・9のつく金額と、偶数枚の紙幣は避けるのが通例です。

香典(配偶者の親)(3万円〜10万円)

義父母への香典です。実の親と同じ水準にするのが一般的です。

香典(取引先)との差:費用の目安で+4.8万円。喪主側の家族として動く場合は香典を出さないこともあります。立場を先に確認してください。

香典(取引先)の数字は、どこから来ているか

このページに出している数字は、71項目を7分類に整理したデータベースから引いています。香典(取引先)だけを個別に調べて書いたものではなく、全71項目を同じ項目立てで揃えたうえで、そのなかの1件として出しています。だから順位も平均も、その場で計算した値になります。

この記事の数字 性質 確かめ方
香典(取引先)の費用の目安 公表値や一般に知られている水準の目安 複数の事業者から同じ条件で見積もりを取ると実額が分かります
順位・中央値・四分位 このサイトのデータベース内での計算値 同じ分類のページを開くと、同じ母集団で計算した数字が出ます
比較表の他の項目 同じ形式で揃えた同一データベースの値 各項目の個別ページで、より詳しい内訳を確認できます
制度・要件の説明 公表されている制度の内容を整理したもの 給付や手続きの要件は、市区町村および所管の公的機関の公表内容が一次情報です

数字を扱うときに気をつけているのは3点です。①幅で示すこと。ひとつの値に丸めると、条件によって動く部分が見えなくなります。②平均と中央値を分けて出すこと。極端な値があるときは、平均だけを見ると実態からずれます。③単位と母集団をそろえること。単位の違うものを混ぜて順位をつけても意味がありません。

それでも、ここに書いてあるのは判断の材料であって、結論ではありません。実際の条件は時期と相手によって変わります。決める前に、必ず一次情報にあたってください。

香典(取引先)にするかどうかの分かれ目

ここまでの数字を踏まえて、判断が分かれる点を3つに絞りました。どれかひとつでも「いいえ」なら、いったん止まって別の選択肢を見たほうが早いところです。

総額でいくらになるか出せているか

目安は5,000円〜3万円ですが、表示に含まれないものがあります。見積書は「プラン料金」と「別途必要なもの」が分かれています。

「いいえ」なら:「これ以外にかかるものはありますか」と口頭で確認し、総額を一枚の書面にまとめてもらってください。出せない相手なら、そこで決めないほうが確実です。

地域と家の慣習を確認したか

作法も金額の目安も、地域と家によって違います。一般論だけで決めると、あとから親族に指摘を受けることがあります。

「いいえ」なら:身近な年長者か、依頼する事業者に一度確認してください。前例があるなら、それに合わせるのがもっとも波風が立ちません。

注意点に当てはまらないか

社内に慶弔規程がある場合はそれに従います。連名にするときは代表者名と一覧を添えます。

「いいえ」なら:当てはまる場合は、決める前に関係先へ相談してください。進めてしまうとあとから変更できないことがあります。

香典(取引先)について、さらに調べられていること

上で取り上げなかった質問のうち、検索されている数が多いものを5件足しました。

香典(取引先)にはいくらかかりますか?

香典(取引先)の目安は5,000円〜3万円です。

同じ「香典・返礼」に分類している10項目のなかでは、金額の水準で4番目にあたります。下限と上限で6.0倍の開きがあります。金額は続柄と年齢、会食に出るかどうかで決まります。同じ立場の親族と事前にそろえておくと、あとで気まずくなりません。

香典(取引先)で気をつけることは何ですか?

社内に慶弔規程がある場合はそれに従います。連名にするときは代表者名と一覧を添えます。

仕事上の付き合いで包む香典です。会社として出すか個人で出すかで金額が変わります。地域や家によって作法が違う部分があります。判断に迷うときは、身近な年長者か、依頼する事業者に確認するのが確実です。

香典袋の表書きは何と書けばいいですか?

宗教と時期で変わります。分からない場合は「御霊前」がもっとも広く使えますが、浄土真宗では用いません。

場面 表書き
仏式(四十九日まで) 御霊前・御香典
仏式(四十九日以降) 御仏前
浄土真宗 御仏前(時期を問わず)
神式 御玉串料・御榊料
キリスト教 御花料

名前は水引の下に薄墨で書きます。薄墨は「涙で墨が薄まった」という意味です。連名は3名までが目安で、それ以上は代表者名+「外一同」とし、全員の名前と金額を書いた紙を中に入れます。

香典返しの相場はいくらですか?

いただいた額の3分の1から半分(半返し)が目安です。香典(取引先)の目安5,000円〜3万円に対しては、おおよそ1,667円〜1.5万円の範囲になります。

当日に一律の品を渡す「当日返し」と、四十九日明けに金額に応じて贈る「後日返し」があります。当日返しをした場合でも、高額をいただいた方には後日あらためて贈るのが通例です。品物は消えものが好まれます。

香典を辞退された場合はどうすればいいですか?

辞退の意向が示されている場合は、持参しないのが礼儀です。無理に渡すと、返礼の手配という負担をかけることになります。

どうしても気持ちを表したい場合は、供花や供物を送る方法があります。ただしこれも辞退されていることがあるため、事前に確認してください。後日、お参りに伺う際に手を合わせるだけでも失礼にはあたりません。

香典(取引先)で出てきた言葉の中身

本文に出てくる言葉のうち、意味を取り違えると判断そのものが変わるものを選んで、定義だけでなく「なぜそれが問題になるのか」まで書きました。

返礼品

香典をいただいた方へ渡す品。当日返しと後日返しがある。

葬儀に関わる言葉は、地域と宗派で使い方が違うことがあります。迷ったら依頼する事業者か、身近な年長者に確認してください。

告別式

参列者が故人に別れを告げる儀式。通夜の翌日に行い、そのまま火葬へ移ることが多い。

葬儀に関わる言葉は、地域と宗派で使い方が違うことがあります。迷ったら依頼する事業者か、身近な年長者に確認してください。

袱紗

香典袋を包む布。慶事と弔事で色を使い分け、弔事では寒色系を用いる。

葬儀に関わる言葉は、地域と宗派で使い方が違うことがあります。迷ったら依頼する事業者か、身近な年長者に確認してください。

※ 掲載している費用は一般的な目安であり、地域・宗派・依頼先・時期によって大きく変動します。実際の金額は必ず複数の事業者から見積もりを取得してご確認ください。制度・手続きの要件は改正されることがあるため、最新の情報は自治体および所管の公的機関の公表内容をご確認ください。