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  • 生前葬で後悔しないために|注意点と他の選択肢との違い

    生前葬を選ぶ前に確認しておきたい点と、ほかの選択肢との違いを整理しました。あとから「知らなかった」とならないための記事です。

    基本情報

    分類 葬儀の形式
    読み方 せいぜんそう
    費用の目安 ¥300,000 〜 ¥1,500,000
    所要日数 1日
    参列者の目安 30〜100名
    通夜 なし
    告別式 なし
    含まれるもの 会場費、飲食費、案内状、記念品、演出費

    もっとも注意すべき点

    生前葬を行っても、逝去後に火葬と埋葬の手続きは別途必要です。

    この点は事前に確認しておかないと、あとから選び直すことが難しくなります。判断を急がされる場面が多いため、落ち着いて確認する時間を確保してください。

    ほかの選択肢との比較

    項目 費用の目安 特徴
    生前葬 ¥300,000 〜 ¥1,500,000 本人が存命のうちに、感謝を伝える場として開く会。葬儀というより式典に近い性格です。
    家族葬 ¥500,000 〜 ¥1,200,000 家族や親しい人だけで通夜・告別式を行う形式。近年もっとも選ばれている形式です。
    自由葬・無宗教葬 ¥300,000 〜 ¥1,000,000 特定の宗教儀礼によらず、音楽や献花などで自由に構成する形式です。
    一日葬 ¥300,000 〜 ¥600,000 通夜を省略し、告別式と火葬を一日で行う形式。高齢の参列者の負担を減らせます。

    費用だけで判断せず、参列者の人数と、後日の弔問対応まで含めて比較してください。

    こういう場合に選ばれています

    元気なうちに直接お礼を伝えたい、自分で内容を決めたい場合

    特徴のおさらい

    本人が存命のうちに、感謝を伝える場として開く会。葬儀というより式典に近い性格です。

    どう選ぶか、3つの判断軸

    1. 予算の上限をどこに置くか

    生前葬は¥300,000 〜 ¥1,500,000です。これより費用を抑えたい場合は自由葬・無宗教葬(¥300,000 〜 ¥1,000,000)、家族葬(¥500,000 〜 ¥1,200,000)が候補になります。内容を厚くするなら一般葬(¥1,000,000 〜 ¥2,000,000)、社葬・団体葬(¥3,000,000 〜 ¥20,000,000)です。

    2. 誰が関わるか

    生前葬の参列者は30〜100名が目安です。人数が増えるほど、飲食と返礼にかかる費用が比例して増えます。声をかける範囲を先に決めると、必要な規模が見えてきます。

    3. 時間をどれだけかけられるか

    生前葬は1日をみておく必要があります。遠方から集まる人がいる場合は、移動と宿泊の負担もあわせて考えてください。

    ケース別に見た向き不向き

    こんな場合 向いている選択肢 費用の目安
    費用をできるだけ抑えたい 直葬・火葬式 ¥100,000 〜 ¥300,000
    標準的な内容で進めたい 家族葬 ¥500,000 〜 ¥1,200,000
    内容を充実させたい 社葬・団体葬 ¥3,000,000 〜 ¥20,000,000
    元気なうちに直接お礼を伝えたい、自分で内容を決めたい場合 生前葬 ¥300,000 〜 ¥1,500,000

    どれを選んでも間違いということはありません。事情と予算に合うものを選んでください。迷う場合は、複数の事業者に同じ条件で見積もりを出してもらうと判断しやすくなります。

    葬儀の形式の全7項目を並べる

    項目 費用の目安 特徴
    直葬・火葬式 ¥100,000 〜 ¥300,000 通夜・告別式を行わず、火葬のみを執り行う形式。費用を最小限に抑えられる一方、故人とお別れする
    一日葬 ¥300,000 〜 ¥600,000 通夜を省略し、告別式と火葬を一日で行う形式。高齢の参列者の負担を減らせます。
    自由葬・無宗教葬 ¥300,000 〜 ¥1,000,000 特定の宗教儀礼によらず、音楽や献花などで自由に構成する形式です。
    家族葬 ¥500,000 〜 ¥1,200,000 家族や親しい人だけで通夜・告別式を行う形式。近年もっとも選ばれている形式です。
    生前葬 ¥300,000 〜 ¥1,500,000 本人が存命のうちに、感謝を伝える場として開く会。葬儀というより式典に近い性格です。
    一般葬 ¥1,000,000 〜 ¥2,000,000 親族に加えて友人・知人・会社関係者も招く、従来型の葬儀形式です。
    社葬・団体葬 ¥3,000,000 〜 ¥20,000,000 企業や団体が主催して執り行う葬儀。創業者や役員の逝去時に実施されます。

    葬儀の形式のなかで比べるときは、費用の順だけでなく、それぞれが想定している場面の違いを見てください。安いものが常に良いわけではなく、必要な内容が含まれているかどうかで判断が変わります。

    よくある誤解

    生前葬について、実際とは違う形で広まっている話がいくつかあります。判断を誤りやすいところを整理します。

    「一般葬より家族葬のほうが必ず安い」とはかぎらない

    家族葬は参列者が少ないぶん飲食と返礼の費用は下がりますが、香典収入も同じだけ減ります。差し引きで見ると、一般葬のほうが実質負担が軽くなるケースがあります。人数が減れば必ず楽になる、という前提で決めると想定と違う結果になります。

    「病院で紹介された葬儀社に頼まなければならない」わけではない

    病院からの搬送だけを依頼し、葬儀そのものは別の社に頼むことができます。搬送費用は実費で精算されます。断りづらい状況ですが、契約の義務はありません。

    「葬儀社の見積もり=総額」ではない

    火葬料・式場使用料・返礼品・飲食費・宗教者へのお礼が別扱いになっていることがあります。「この見積もりに含まれていないものを全部教えてください」と聞くのが確実です。

    費用を抑える方法

    生前葬は¥300,000 〜 ¥1,500,000と幅があります。上限と下限の差は1,200,000円。この差を埋める余地がどこにあるのかを、具体的に見ていきます。

    複数社から同じ条件で見積もりを取る

    1社だけの見積もりでは、その金額が高いのか安いのか判断できません。参列者数・希望する内容・式場を同じ条件にして2〜3社から取ると、差がどこにあるかが見えます。事前相談は無料の社がほとんどです。

    祭壇と棺のグレードを見直す

    見積もりの金額差がもっとも大きく出るのがこの2つです。用意されているランクの中で、ひとつ下げるだけで数十万円変わることがあります。実際に写真を見せてもらってから決めてください。

    式場を公営にする

    公営斎場は民営より使用料が低く設定されています。予約が取りにくい地域もありますが、確認する価値があります。

    返礼品を当日返しにする

    後日返しは送料と手間がかかります。当日返しにすると香典の額に関係なく一律になりますが、総額では抑えられることが多くなります。

    互助会や会員制度を使う

    葬儀社の会員になっていると割引が適用される場合があります。故人が加入していないか確認してください。

    すべてを実行する必要はありません。事情に合うものから取り入れてください。削れないところを無理に削ると、あとで後悔することになります。

    地域や条件で変わるところ

    葬儀費用は地域差が大きい項目です。火葬場が公営か民営かで火葬料は数千円から数万円まで開き、式場の使用料も都市部と地方で異なります。通夜振る舞いの慣習、香典の相場、返礼のしかたも地域ごとに違います。近隣で葬儀を経験した方に聞くのが、その土地の実態を知る最短の方法です。

    このページに載せている¥300,000 〜 ¥1,500,000という金額も、全国の平均的な水準を示したものです。お住まいの地域では上下することを前提に見てください。

    金額が近い他分類の項目

    生前葬と費用の水準が近い項目を、ほかの分類から拾いました。全体のなかでの位置づけを掴む参考にしてください。

    項目 分類 費用の目安
    納骨堂 お墓・納骨 ¥200,000 〜 ¥1,500,000
    死後事務委任契約 終活 ¥300,000 〜 ¥1,000,000
    永代供養墓 お墓・納骨 ¥100,000 〜 ¥1,000,000
    戒名 マナー ¥100,000 〜 ¥1,000,000

    迷ったときの相談先

    生前葬について判断に迷う場合、次の窓口で相談できます。多くは無料です。

    相談先 相談できること
    市区町村の窓口 国民健康保険の葬祭費、火葬場の予約、死亡届の提出について
    葬儀社の事前相談 見積もりの取得と内容の説明。契約前でも無料で相談できます
    消費生活センター(188) 契約内容や請求金額に納得できない場合の相談
    菩提寺 宗派の作法、戒名、法要の日程について

    ひとりで抱えず、早い段階で相談したほうが選べる選択肢は多くなります。期限のある手続きは特にそうです。

    よくある質問

    生前葬の費用はいくらくらいですか?

    ¥300,000 〜 ¥1,500,000が目安です。この金額には会場費、飲食費、案内状、記念品、演出費が含まれるのが一般的です。地域・時期・依頼先によって幅があります。

    生前葬で気をつけることは何ですか?

    生前葬を行っても、逝去後に火葬と埋葬の手続きは別途必要です。

    葬儀の形式のなかでは費用は高いほうですか?

    葬儀の形式に分類される7項目を費用の中央値で並べると、生前葬は5番目です。もっとも安いのは直葬・火葬式(¥100,000 〜 ¥300,000)、もっとも高いのは社葬・団体葬(¥3,000,000 〜 ¥20,000,000)です。

    この項目のまとめ

    • 費用の目安は¥300,000 〜 ¥1,500,000
    • 所要日数は1日
    • 人数の目安は30〜100名

    最後にもう一度。生前葬を行っても、逝去後に火葬と埋葬の手続きは別途必要です。

    葬儀の形式の関連項目

    ※ 掲載している費用は一般的な目安であり、地域・宗派・依頼先・時期によって大きく変動します。実際の金額は必ず複数の事業者から見積もりを取得してご確認ください。制度・手続きの要件は改正されることがあるため、最新の情報は自治体および所管の公的機関の公表内容をご確認ください。

  • 生前葬の流れと進め方|手順を順番に解説

    生前葬をどう進めるか、順を追って整理しました。はじめての方でも流れを把握できるようにまとめています。

    基本情報

    分類 葬儀の形式
    読み方 せいぜんそう
    費用の目安 ¥300,000 〜 ¥1,500,000
    所要日数 1日
    参列者の目安 30〜100名
    通夜 なし
    告別式 なし
    含まれるもの 会場費、飲食費、案内状、記念品、演出費

    進め方の流れ

    1. 逝去・搬送病院や自宅から安置先へご遺体を搬送します。深夜早朝でも対応する葬儀社がほとんどです。
    2. 葬儀社の決定と打ち合わせ生前葬の内容・日程・見積もりを決めます。ここで見積書の内訳を必ず確認してください。
    3. 日程の確定火葬場の空き状況で日程が決まります。生前葬は1日での進行です。
    4. 納棺・安置故人を棺に納め、式場または安置施設へ移動します。
    5. 式の準備生前葬では通夜を行いません。当日の進行を確認しておきます。
    6. 火葬火葬場で最後のお別れをして荼毘に付します。
    7. 火葬・収骨火葬には1〜2時間かかります。その後、収骨を行います。
    8. 精算・後日の手続き葬儀費用の精算と、各種行政手続きへ進みます。

    押さえておきたいこと

    本人が存命のうちに、感謝を伝える場として開く会。葬儀というより式典に近い性格です。

    生前葬を行っても、逝去後に火葬と埋葬の手続きは別途必要です。

    必要になるもの

    会場費、飲食費、案内状、記念品、演出費

    時期と所要時間の目安

    生前葬は当日を含めて1日をみておくと余裕があります。

    所要日数 1日
    費用の目安 ¥300,000 〜 ¥1,500,000
    参列者の目安 30〜100名

    先に用意しておくもの

    生前葬を進めるとき、事前に手元にあると滞りにくいものを整理します。当日になってから探すと時間を取られます。

    用意するもの 補足
    安置場所の確保 病院からは数時間で搬送を求められます。自宅に安置できない場合は葬儀社の安置施設を使います。
    遺影用の写真 ピントの合った、正面に近い表情のものを1枚。データでも紙焼きでもかまいません。
    印鑑と身分証 死亡届の提出と契約の手続きで使います。
    連絡先リスト 誰にどこまで知らせるかを決めておくと、当日の対応が楽になります。
    喪服と数珠 急に必要になるため、事前に出せる状態にしておくと安心です。

    つまずきやすいところ

    最初に電話した1社でそのまま決めてしまう

    病院で紹介される葬儀社は搬送だけ頼み、葬儀社は改めて選ぶことができます。搬送を頼んだ社に必ず葬儀まで依頼しなければならない決まりはありません。

    見積もりに含まれない費用を見落とす

    火葬料・式場使用料・返礼品・飲食費・お布施は別扱いになっていることがあります。総額でいくらになるかを確認してください。

    参列者の人数を少なく見積もる

    返礼品と飲食は人数で変わります。少なめに見積もると当日の追加が発生します。

    生前葬に限らず、葬儀の形式では判断を急がされる場面が続きます。決めなければならないことと、後回しにできることを分けて考えると落ち着いて進められます。

    終わったあとにすること

    葬儀が終わったあとは、死亡届の関連手続き、年金の受給停止、健康保険証の返却、公共料金の名義変更が続きます。期限のあるものから順に進めてください。

    よくある誤解

    生前葬について、実際とは違う形で広まっている話がいくつかあります。判断を誤りやすいところを整理します。

    「一般葬より家族葬のほうが必ず安い」とはかぎらない

    家族葬は参列者が少ないぶん飲食と返礼の費用は下がりますが、香典収入も同じだけ減ります。差し引きで見ると、一般葬のほうが実質負担が軽くなるケースがあります。人数が減れば必ず楽になる、という前提で決めると想定と違う結果になります。

    「病院で紹介された葬儀社に頼まなければならない」わけではない

    病院からの搬送だけを依頼し、葬儀そのものは別の社に頼むことができます。搬送費用は実費で精算されます。断りづらい状況ですが、契約の義務はありません。

    「葬儀社の見積もり=総額」ではない

    火葬料・式場使用料・返礼品・飲食費・宗教者へのお礼が別扱いになっていることがあります。「この見積もりに含まれていないものを全部教えてください」と聞くのが確実です。

    この項目の用語と条件

    生前葬 読み方は「せいぜんそう」。本人が存命のうちに、感謝を伝える場として開く会。葬儀というより式典に近い性格です。
    含まれるもの 会場費、飲食費、案内状、記念品、演出費
    向いているケース 元気なうちに直接お礼を伝えたい、自分で内容を決めたい場合

    迷ったときの相談先

    生前葬について判断に迷う場合、次の窓口で相談できます。多くは無料です。

    相談先 相談できること
    市区町村の窓口 国民健康保険の葬祭費、火葬場の予約、死亡届の提出について
    葬儀社の事前相談 見積もりの取得と内容の説明。契約前でも無料で相談できます
    消費生活センター(188) 契約内容や請求金額に納得できない場合の相談
    菩提寺 宗派の作法、戒名、法要の日程について

    ひとりで抱えず、早い段階で相談したほうが選べる選択肢は多くなります。期限のある手続きは特にそうです。

    よくある質問

    生前葬の費用はいくらくらいですか?

    ¥300,000 〜 ¥1,500,000が目安です。この金額には会場費、飲食費、案内状、記念品、演出費が含まれるのが一般的です。地域・時期・依頼先によって幅があります。

    生前葬で気をつけることは何ですか?

    生前葬を行っても、逝去後に火葬と埋葬の手続きは別途必要です。

    葬儀の形式のなかでは費用は高いほうですか?

    葬儀の形式に分類される7項目を費用の中央値で並べると、生前葬は5番目です。もっとも安いのは直葬・火葬式(¥100,000 〜 ¥300,000)、もっとも高いのは社葬・団体葬(¥3,000,000 〜 ¥20,000,000)です。

    この項目のまとめ

    • 費用の目安は¥300,000 〜 ¥1,500,000
    • 所要日数は1日
    • 人数の目安は30〜100名

    最後にもう一度。生前葬を行っても、逝去後に火葬と埋葬の手続きは別途必要です。

    葬儀の形式の関連項目

    ※ 掲載している費用は一般的な目安であり、地域・宗派・依頼先・時期によって大きく変動します。実際の金額は必ず複数の事業者から見積もりを取得してご確認ください。制度・手続きの要件は改正されることがあるため、最新の情報は自治体および所管の公的機関の公表内容をご確認ください。

  • 生前葬の費用相場はいくら?内訳と目安をわかりやすく

    生前葬(せいぜんそう)にかかる費用の目安と、その内訳を整理しました。相場は¥300,000 〜 ¥1,500,000です。何にいくらかかるのかを把握してから検討を始めるための記事です。

    生前葬の基本情報

    分類 葬儀の形式
    読み方 せいぜんそう
    費用の目安 ¥300,000 〜 ¥1,500,000
    所要日数 1日
    参列者の目安 30〜100名
    通夜 なし
    告別式 なし
    含まれるもの 会場費、飲食費、案内状、記念品、演出費

    費用の目安

    生前葬の費用は¥300,000 〜 ¥1,500,000が目安です。下限と上限で1,200,000円の開きがあります。この差は主に、式場の規模・参列者数・祭壇のグレードによって生じます。

    この金額に含まれるのは会場費、飲食費、案内状、記念品、演出費です。見積書を受け取ったら、これらが含まれているかを一項目ずつ確認してください。含まれていない項目は追加費用になります。

    同じ分類のなかでの位置づけ

    葬儀の形式に分類される7項目を費用の中央値で並べると、生前葬は5番目に位置します。もっとも費用を抑えられるのは直葬・火葬式(¥100,000 〜 ¥300,000)、もっとも高額になるのは社葬・団体葬(¥3,000,000 〜 ¥20,000,000)です。予算から逆算して選択肢を絞る場合の参考にしてください。

    特徴

    本人が存命のうちに、感謝を伝える場として開く会。葬儀というより式典に近い性格です。

    向いているケース

    元気なうちに直接お礼を伝えたい、自分で内容を決めたい場合に適しています。

    注意点

    生前葬を行っても、逝去後に火葬と埋葬の手続きは別途必要です。

    予算別に見た目安

    生前葬の費用は¥300,000 〜 ¥1,500,000と幅があります。予算をどこに置くかで選べる内容が変わるため、3つの水準に分けて整理します。

    予算の水準 金額 内容の目安
    下限に近い予算 ¥300,000 内容を最小限に絞って組んだ場合の金額です
    標準的な予算 ¥900,000 一般的に選ばれる構成での金額です
    上限に近い予算 ¥1,500,000 内容を充実させた場合の金額です

    予算を¥300,000より下に抑えたい場合、同じ葬儀の形式のなかでは直葬・火葬式(¥100,000 〜 ¥300,000)が候補になります。

    逆に¥1,500,000以上をかけられる場合は、一般葬(¥1,000,000 〜 ¥2,000,000)、社葬・団体葬(¥3,000,000 〜 ¥20,000,000)も選択肢に入ります。

    金額だけで決めず、その予算で何が含まれるのかを見積書で確認してください。同じ金額でも、含まれる項目は事業者によって異なります。

    費用に幅が出る理由

    生前葬の費用は、下限と上限で約5.0倍、金額にして1,200,000円の差があります。同じ名前の項目でもこれだけ変わるのは、次の要素が金額を動かすためです。

    • 式場の規模と使用日数
    • 参列者の人数(返礼品と飲食の総量が変わります)
    • 祭壇と棺のグレード
    • 搬送距離と安置日数
    • 宗教者へのお礼(お布施)の有無

    見積もりを比べるときは、総額だけを見ても判断できません。上の要素それぞれについてどの水準で見積もられているのかを確認すると、金額差の理由がわかります。

    見積書で確認する項目

    生前葬の費用に含まれるのは会場費、飲食費、案内状、記念品、演出費です。見積書を受け取ったら、次の項目が入っているか、それぞれ数量と単価が明記されているかを確認してください。

    確認する項目 見るポイント
    会場費 使用時間と日数。延長料金と、控室の使用が含まれるか
    飲食費 ひとりあたりの単価と人数。当日の人数変更はいつまで受け付けるか
    案内状 部数と、追加印刷の単価
    記念品 単価と数量。余った分を返品できるか
    演出費 数量と単価が書かれているか。「一式」表記だけになっていないか

    「一式」とまとめられている項目は、後から内容を確認できません。金額の大きい項目ほど内訳を出してもらってください。追加費用が発生する条件も、契約前に書面で確認しておくと安心です。

    葬儀の形式の費用を一覧で比べる

    葬儀の形式に分類される7項目を、費用の安い順に並べました。生前葬との差額もあわせて示します。

    項目 費用の目安 生前葬との差
    直葬・火葬式 ¥100,000 〜 ¥300,000 -700,000円
    一日葬 ¥300,000 〜 ¥600,000 -450,000円
    自由葬・無宗教葬 ¥300,000 〜 ¥1,000,000 -250,000円
    家族葬 ¥500,000 〜 ¥1,200,000 -50,000円
    生前葬 ¥300,000 〜 ¥1,500,000
    一般葬 ¥1,000,000 〜 ¥2,000,000 +600,000円
    社葬・団体葬 ¥3,000,000 〜 ¥20,000,000 +10,600,000円

    差額の大きい項目に切り替えると総額は大きく変わります。ただし内容も変わるため、金額だけでなく何が含まれるのかをあわせて比べてください。

    支払いのしかた

    葬儀費用は、葬儀が終わってから1週間以内の一括払いを求める葬儀社が多数です。カード払いや分割に対応する社も増えていますが、対応の可否は事前に確認してください。故人の預金口座は死亡が金融機関に伝わると凍結されるため、支払いの原資は別に用意しておく必要があります。

    公的な給付と税の扱い

    国民健康保険の加入者が亡くなった場合、葬祭を行った方に葬祭費(自治体により1万〜7万円)が支給されます。健康保険(協会けんぽなど)の被保険者であれば埋葬料5万円です。どちらも申請しなければ受け取れず、原則2年で時効になります。

    費用を抑える方法

    生前葬は¥300,000 〜 ¥1,500,000と幅があります。上限と下限の差は1,200,000円。この差を埋める余地がどこにあるのかを、具体的に見ていきます。

    複数社から同じ条件で見積もりを取る

    1社だけの見積もりでは、その金額が高いのか安いのか判断できません。参列者数・希望する内容・式場を同じ条件にして2〜3社から取ると、差がどこにあるかが見えます。事前相談は無料の社がほとんどです。

    祭壇と棺のグレードを見直す

    見積もりの金額差がもっとも大きく出るのがこの2つです。用意されているランクの中で、ひとつ下げるだけで数十万円変わることがあります。実際に写真を見せてもらってから決めてください。

    式場を公営にする

    公営斎場は民営より使用料が低く設定されています。予約が取りにくい地域もありますが、確認する価値があります。

    返礼品を当日返しにする

    後日返しは送料と手間がかかります。当日返しにすると香典の額に関係なく一律になりますが、総額では抑えられることが多くなります。

    互助会や会員制度を使う

    葬儀社の会員になっていると割引が適用される場合があります。故人が加入していないか確認してください。

    すべてを実行する必要はありません。事情に合うものから取り入れてください。削れないところを無理に削ると、あとで後悔することになります。

    地域や条件で変わるところ

    葬儀費用は地域差が大きい項目です。火葬場が公営か民営かで火葬料は数千円から数万円まで開き、式場の使用料も都市部と地方で異なります。通夜振る舞いの慣習、香典の相場、返礼のしかたも地域ごとに違います。近隣で葬儀を経験した方に聞くのが、その土地の実態を知る最短の方法です。

    このページに載せている¥300,000 〜 ¥1,500,000という金額も、全国の平均的な水準を示したものです。お住まいの地域では上下することを前提に見てください。

    金額が近い他分類の項目

    生前葬と費用の水準が近い項目を、ほかの分類から拾いました。全体のなかでの位置づけを掴む参考にしてください。

    項目 分類 費用の目安
    納骨堂 お墓・納骨 ¥200,000 〜 ¥1,500,000
    死後事務委任契約 終活 ¥300,000 〜 ¥1,000,000
    永代供養墓 お墓・納骨 ¥100,000 〜 ¥1,000,000
    戒名 マナー ¥100,000 〜 ¥1,000,000

    よくある質問

    生前葬の費用はいくらくらいですか?

    ¥300,000 〜 ¥1,500,000が目安です。この金額には会場費、飲食費、案内状、記念品、演出費が含まれるのが一般的です。地域・時期・依頼先によって幅があります。

    生前葬で気をつけることは何ですか?

    生前葬を行っても、逝去後に火葬と埋葬の手続きは別途必要です。

    葬儀の形式のなかでは費用は高いほうですか?

    葬儀の形式に分類される7項目を費用の中央値で並べると、生前葬は5番目です。もっとも安いのは直葬・火葬式(¥100,000 〜 ¥300,000)、もっとも高いのは社葬・団体葬(¥3,000,000 〜 ¥20,000,000)です。

    この項目のまとめ

    • 費用の目安は¥300,000 〜 ¥1,500,000
    • 所要日数は1日
    • 人数の目安は30〜100名

    最後にもう一度。生前葬を行っても、逝去後に火葬と埋葬の手続きは別途必要です。

    葬儀の形式の関連項目

    ※ 掲載している費用は一般的な目安であり、地域・宗派・依頼先・時期によって大きく変動します。実際の金額は必ず複数の事業者から見積もりを取得してご確認ください。制度・手続きの要件は改正されることがあるため、最新の情報は自治体および所管の公的機関の公表内容をご確認ください。