マナーに分類される7項目を、費用の目安で横並びに比較できるようまとめました。
マナーの一覧
| 項目 | 費用の目安 | 時期 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 喪主の挨拶 | 費用の発生しない項目 | 通夜・告別式 | 通夜振る舞いの前や告別式の最後に、喪主が参列者へ謝辞を述べます。1〜3分が目安です。 |
| 焼香の作法 | 費用の発生しない項目 | 通夜・告別式 | 抹香をつまみ、額に押しいただいてから香炉にくべます。回数は宗派によって1〜3回と異なりま |
| 弔電 | ¥1,000 〜 ¥10,000 | 告別式の前日まで | 参列できない場合に送る電報。宛名は喪主とし、告別式の開始前までに斎場へ届くよう手配します |
| 喪服(男性) | ¥20,000 〜 ¥80,000 | — | ブラックスーツに白シャツ、黒無地のネクタイ。光沢のない素材を選びます。 |
| 喪服(女性) | ¥20,000 〜 ¥80,000 | — | 黒のワンピースやアンサンブル。肌の露出を抑え、ストッキングは黒を着用します。 |
| お布施 | ¥150,000 〜 ¥500,000 | 葬儀後 | 読経や戒名に対して僧侶へ渡す謝礼。葬儀一式(通夜・告別式・初七日)でのおおよその目安です |
| 戒名 | ¥100,000 〜 ¥1,000,000 | 葬儀前 | 仏門に入った証として授かる名前。位号によって金額の目安が大きく変わります。 |
選び方の考え方
マナーでは、費用の幅が項目によって大きく異なります。まず予算の上限を決め、そのうえで内容を比較するほうが判断しやすくなります。
見積書を受け取ったら、含まれている項目と含まれていない項目を必ず分けて確認してください。「一式」と書かれた見積もりは、後から追加費用が発生しやすい形です。
マナーの費用はどう分布しているか
マナーに含まれる5項目を費用で並べると、下は5,500、上は550,000、中央は50,000です。上下で100倍以上の開きがあり、どの層を選ぶかで負担が大きく変わります。
まず自分がどの層で考えるのかを決めてから、その層のなかで中身を比べると絞り込みやすくなります。層をまたいで迷い続けると、判断に時間がかかります。
マナーの7項目をひとつずつ
喪主の挨拶
費用の発生しない項目。通夜振る舞いの前や告別式の最後に、喪主が参列者へ謝辞を述べます。1〜3分が目安です。
注意点:「重ね重ね」「たびたび」などの重ね言葉は忌み言葉とされ、避けるのが通例です。
焼香の作法
費用の発生しない項目。抹香をつまみ、額に押しいただいてから香炉にくべます。回数は宗派によって1〜3回と異なります。
注意点:回数が分からない場合は1回で問題ありません。前の人に合わせるのが無難です。
弔電
¥1,000 〜 ¥10,000。参列できない場合に送る電報。宛名は喪主とし、告別式の開始前までに斎場へ届くよう手配します。
注意点:故人の敬称は喪主から見た続柄で書きます(父→ご尊父様、母→ご母堂様)。
喪服(男性)
¥20,000 〜 ¥80,000。ブラックスーツに白シャツ、黒無地のネクタイ。光沢のない素材を選びます。
注意点:ネクタイピンや腕時計などの装飾品は外します。靴は金具のない黒の革靴です。
喪服(女性)
¥20,000 〜 ¥80,000。黒のワンピースやアンサンブル。肌の露出を抑え、ストッキングは黒を着用します。
注意点:アクセサリーは一連の真珠までとされます。二連は「不幸が重なる」として避けます。
お布施
¥150,000 〜 ¥500,000。読経や戒名に対して僧侶へ渡す謝礼。葬儀一式(通夜・告別式・初七日)でのおおよその目安です。
注意点:戒名の位(信士・居士・院号など)によって大きく変わります。御車代・御膳料は別に包みます。
戒名
¥100,000 〜 ¥1,000,000。仏門に入った証として授かる名前。位号によって金額の目安が大きく変わります。
注意点:菩提寺がある場合、他所で戒名を授かると納骨を断られることがあります。必ず菩提寺に依頼してください。
マナーでよくある誤解
「数珠は宗派のものでないといけない」ではない
略式数珠であればどの宗派の葬儀でも使えます。持っていない場合、無理に用意しなくても失礼にはあたりません。
「通夜と告別式は両方参列するもの」ではない
どちらか一方でかまいません。近年は通夜のみの参列も一般的です。
「平服でお越しください=普段着」ではない
略礼服または地味な色のスーツを指します。案内にこう書かれていても、カジュアルな服装は避けます。
マナーで負担を抑える方法
喪服はレンタルも選択肢
年に一度も着ない場合、購入よりレンタルのほうが安く済むことがあります。
数珠は略式で十分
宗派ごとの本式数珠を揃える必要はありません。
供花は連名にする
個人で出すより、親族一同や職場一同としてまとめるほうが一般的で、費用も分担できます。
地域や条件で変わるところ
弔事の作法は地域と宗派で細かく異なります。焼香の回数、数珠の持ち方、通夜振る舞いの有無、香典の渡し方まで違いがあります。厳密に守れなくても失礼にはあたりません。分からない場合は前の人にならうのが無難です。
相談できる窓口
| 相談先 | 相談できること |
|---|---|
| 葬儀社 | 当日の進行と作法について |
| 親族・地域の年長者 | その土地の慣習について |
※ 掲載している費用は一般的な目安であり、地域・宗派・依頼先・時期によって大きく変動します。実際の金額は必ず複数の事業者から見積もりを取得してご確認ください。制度・手続きの要件は改正されることがあるため、最新の情報は自治体および所管の公的機関の公表内容をご確認ください。