儀式・法要の費用一覧|相場を比較してわかりやすく

儀式・法要に分類される9項目を、費用の目安で横並びに比較できるようまとめました。

儀式・法要の一覧

項目 費用の目安 時期 特徴
通夜 費用の発生しない項目 逝去の翌日以降 葬儀の前夜に故人と過ごす儀式。近年は18〜19時開式で1〜2時間の「半通夜」が主流です。
告別式 費用の発生しない項目 通夜の翌日午前 故人に別れを告げる儀式。読経・焼香ののち出棺し、火葬場へ向かいます。
初七日法要 ¥30,000 〜 ¥50,000 逝去から7日目(または葬儀当日) 逝去から7日目に営む法要。現在は葬儀当日に繰り上げて行う「繰り上げ初七日」が一般的です。
百箇日法要 ¥30,000 〜 ¥80,000 逝去から100日目 逝去から100日目の法要。「卒哭忌」とも呼ばれ、悲しみに区切りをつける意味があります。
七回忌 ¥30,000 〜 ¥80,000 逝去から6年 逝去から満6年の法要。この頃から規模を縮小し、家族のみで営むことが多くなります。
三回忌 ¥40,000 〜 ¥120,000 逝去から2年 逝去から満2年(数えで3年)の法要。ここまでは親族を招いて営むのが一般的です。
四十九日法要 ¥50,000 〜 ¥150,000 逝去から49日目 忌明けとなる重要な法要。この日をもって遺族は日常に戻るとされ、納骨を併せて行うことが多い
一周忌 ¥50,000 〜 ¥150,000 逝去から1年 逝去から満1年の法要。年忌法要のなかでもっとも重視され、親族を招いて営みます。
三十三回忌 ¥50,000 〜 ¥150,000 逝去から32年 逝去から満32年の法要。多くの宗派でこれを「弔い上げ」とし、年忌法要を締めくくります。

選び方の考え方

儀式・法要では、費用の幅が項目によって大きく異なります。まず予算の上限を決め、そのうえで内容を比較するほうが判断しやすくなります。

見積書を受け取ったら、含まれている項目と含まれていない項目を必ず分けて確認してください。「一式」と書かれた見積もりは、後から追加費用が発生しやすい形です。

儀式・法要の費用はどう分布しているか

儀式・法要に含まれる7項目を費用で並べると、下は40,000、上は100,000、中央は80,000です。どの層を選ぶかで負担が大きく変わります。

該当する項目 件数
負担の軽い層 初七日法要百箇日法要七回忌 3
中間の層 三回忌 1
負担の重い層 四十九日法要一周忌三十三回忌 3

まず自分がどの層で考えるのかを決めてから、その層のなかで中身を比べると絞り込みやすくなります。層をまたいで迷い続けると、判断に時間がかかります。

儀式・法要の9項目をひとつずつ

通夜

費用の発生しない項目。葬儀の前夜に故人と過ごす儀式。近年は18〜19時開式で1〜2時間の「半通夜」が主流です。

注意点:通夜振る舞いの食事は参列者数の読みが難しく、費用が変動しやすい項目です。

通夜の詳細を見る

告別式

費用の発生しない項目。故人に別れを告げる儀式。読経・焼香ののち出棺し、火葬場へ向かいます。

注意点:火葬場の予約状況により日程が決まるため、希望日に実施できないことがあります。

告別式の詳細を見る

初七日法要

¥30,000 〜 ¥50,000。逝去から7日目に営む法要。現在は葬儀当日に繰り上げて行う「繰り上げ初七日」が一般的です。

注意点:繰り上げて行う場合も、僧侶へのお布施は別途必要です。

初七日法要の詳細を見る

百箇日法要

¥30,000 〜 ¥80,000。逝去から100日目の法要。「卒哭忌」とも呼ばれ、悲しみに区切りをつける意味があります。

注意点:近年は省略されるか、家族のみで簡素に営まれることが増えています。

百箇日法要の詳細を見る

七回忌

¥30,000 〜 ¥80,000。逝去から満6年の法要。この頃から規模を縮小し、家族のみで営むことが多くなります。

注意点:以降は十三回忌・十七回忌・二十三回忌・三十三回忌と続きます。

七回忌の詳細を見る

三回忌

¥40,000 〜 ¥120,000。逝去から満2年(数えで3年)の法要。ここまでは親族を招いて営むのが一般的です。

注意点:「三回忌」は満2年です。満3年と誤りやすいので日程の確認が必要です。

三回忌の詳細を見る

四十九日法要

¥50,000 〜 ¥150,000。忌明けとなる重要な法要。この日をもって遺族は日常に戻るとされ、納骨を併せて行うことが多いです。

注意点:参列者の都合を考え、49日目より前の土日に繰り上げて営むのが通例です。後ろ倒しは避けます。

四十九日法要の詳細を見る

一周忌

¥50,000 〜 ¥150,000。逝去から満1年の法要。年忌法要のなかでもっとも重視され、親族を招いて営みます。

注意点:一周忌までが「喪中」です。この法要をもって喪が明けます。

一周忌の詳細を見る

三十三回忌

¥50,000 〜 ¥150,000。逝去から満32年の法要。多くの宗派でこれを「弔い上げ」とし、年忌法要を締めくくります。

注意点:弔い上げの後、位牌は菩提寺に納めるか、先祖代々の位牌にまとめます。

三十三回忌の詳細を見る

儀式・法要でよくある誤解

「法要は命日ちょうどに行わなければならない」わけではない

参列者の都合を優先し、命日より前の土日に前倒しするのが一般的です。後ろにずらすのは避けるとされています。

「お布施の額は聞いてはいけない」というのは誤解

寺院にたずねてかまいません。「皆さまどれくらいお包みでしょうか」と聞けば目安を教えてもらえます。金額を決めかねて悩むより、直接確認するほうが確実です。

「法要は必ず会食を伴う」わけではない

会食を省略する形も増えています。その場合は折詰めを渡すのが一般的です。案内状に会食の有無を明記しておくと、参列者が判断しやすくなります。

儀式・法要で負担を抑える方法

会食を省略して折詰めにする

法要の費用でもっとも大きいのは会食です。折詰めを持ち帰ってもらう形にすると、ひとりあたりの単価を下げられます。

会場を寺院にする

料理店を借りるより、寺院の広間を使うほうが会場費を抑えられます。使用できるか事前に確認してください。

複数の法要をまとめる

四十九日と納骨を同じ日に行うなど、まとめられるものは一度に済ませると、参列者の負担も費用も減ります。

引き出物の単価を見直す

形に残るものより、消えものが好まれる傾向があります。単価を上げても喜ばれるとは限りません。

僧侶手配サービスを比べる

菩提寺がない場合、定額表示のサービスを使うと総額が事前にわかります。

地域や条件で変わるところ

法要の規模と作法は宗派と地域で大きく異なります。お布施の相場も、同じ宗派でも地域によって差があります。会食を行うかどうか、引き出物に何を選ぶかも土地の慣習によります。菩提寺があれば、まずそこに確認するのが確実です。

相談できる窓口

相談先 相談できること
菩提寺 日程、お布施の目安、宗派ごとの作法について
葬儀社 会場の手配、料理と引き出物の準備について
僧侶手配サービス 菩提寺がない場合の僧侶の依頼。定額表示のサービスがあります

※ 掲載している費用は一般的な目安であり、地域・宗派・依頼先・時期によって大きく変動します。実際の金額は必ず複数の事業者から見積もりを取得してご確認ください。制度・手続きの要件は改正されることがあるため、最新の情報は自治体および所管の公的機関の公表内容をご確認ください。