香典・返礼に分類される8項目を、費用の目安で横並びに比較できるようまとめました。
香典・返礼の一覧
| 項目 | 費用の目安 | 時期 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 香典返し | 費用の発生しない項目 | 四十九日後(忌明け後) | いただいた香典へのお返し。いただいた額の3分の1〜2分の1を返すのが目安です。 |
| 香典(職場関係) | ¥3,000 〜 ¥10,000 | 通夜または告別式 | 上司・同僚・部下やその家族への香典。社内で慣例が決まっている場合はそれに従います。 |
| 香典(友人・知人) | ¥5,000 〜 ¥10,000 | 通夜または告別式 | 友人・知人への香典。親しさに応じて5千円〜1万円が目安です。 |
| 香典(祖父母) | ¥10,000 〜 ¥30,000 | 通夜または告別式 | 祖父母への香典。親と同居していて経済的に独立していない場合は不要とされることもあります。 |
| 香典(おじ・おば) | ¥10,000 〜 ¥30,000 | 通夜または告別式 | おじ・おばへの香典。付き合いの深さで金額を調整します。 |
| 供花・供物 | ¥15,000 〜 ¥30,000 | 通夜前まで | 祭壇に供える花や果物。一基あたりの価格で、一対(二基)で贈ることもあります。 |
| 香典(兄弟姉妹) | ¥30,000 〜 ¥50,000 | 通夜または告別式 | 兄弟姉妹への香典。夫婦で参列する場合も一つの香典にまとめます。 |
| 香典(親) | ¥30,000 〜 ¥100,000 | 通夜または告別式 | 実父母・義父母への香典。血縁が近いほど金額が高くなります。 |
選び方の考え方
香典・返礼では、費用の幅が項目によって大きく異なります。まず予算の上限を決め、そのうえで内容を比較するほうが判断しやすくなります。
見積書を受け取ったら、含まれている項目と含まれていない項目を必ず分けて確認してください。「一式」と書かれた見積もりは、後から追加費用が発生しやすい形です。
香典・返礼の費用はどう分布しているか
香典・返礼に含まれる7項目を費用で並べると、下は6,500、上は65,000、中央は20,000です。上下で10倍以上の開きがあり、どの層を選ぶかで負担が大きく変わります。
まず自分がどの層で考えるのかを決めてから、その層のなかで中身を比べると絞り込みやすくなります。層をまたいで迷い続けると、判断に時間がかかります。
香典・返礼の8項目をひとつずつ
香典返し
費用の発生しない項目。いただいた香典へのお返し。いただいた額の3分の1〜2分の1を返すのが目安です。
注意点:当日返し(会葬御礼と兼ねる)の場合、高額な香典には後日あらためて差額分を返します。
香典(職場関係)
¥3,000 〜 ¥10,000。上司・同僚・部下やその家族への香典。社内で慣例が決まっている場合はそれに従います。
注意点:部署でまとめて出す場合は個別に包む必要はありません。総務に確認してください。
香典(友人・知人)
¥5,000 〜 ¥10,000。友人・知人への香典。親しさに応じて5千円〜1万円が目安です。
注意点:友人一同として連名にする場合、一人あたりの金額を揃えます。
香典(祖父母)
¥10,000 〜 ¥30,000。祖父母への香典。親と同居していて経済的に独立していない場合は不要とされることもあります。
注意点:孫一同として連名でまとめる方法もあります。
香典(おじ・おば)
¥10,000 〜 ¥30,000。おじ・おばへの香典。付き合いの深さで金額を調整します。
注意点:親族間で金額の相談をしておくと、開きが出るのを防げます。
供花・供物
¥15,000 〜 ¥30,000。祭壇に供える花や果物。一基あたりの価格で、一対(二基)で贈ることもあります。
注意点:葬儀社によって取り扱いが決まっていることが多く、外部からの持ち込みは断られる場合があります。
香典(兄弟姉妹)
¥30,000 〜 ¥50,000。兄弟姉妹への香典。夫婦で参列する場合も一つの香典にまとめます。
注意点:兄弟間で金額を揃えておくと、後の気まずさを避けられます。
香典(親)
¥30,000 〜 ¥100,000。実父母・義父母への香典。血縁が近いほど金額が高くなります。
注意点:4・9のつく金額と、偶数枚の紙幣は避けるのが通例です。
香典・返礼でよくある誤解
「香典は多く包むほど良い」ではない
相場から大きく外れた額は、受け取る側に返礼の負担をかけます。故人との関係と自分の年齢に見合った額が適切です。
「香典返しは必ず品物で返す」ではない
寄付という形をとる場合や、当日返しで済ませる形もあります。地域と家の考え方によります。
「連名なら金額は人数分でよい」とはかぎらない
連名の場合も、ひとりあたりが相場に近い額になるようにするのが一般的です。極端に少額の連名は避けられています。
香典・返礼で負担を抑える方法
相場から外れた額を包まない
多すぎる香典は相手に返礼の負担をかけます。関係と年齢に見合った額が適切です。
当日返しを活用する
後日の発送費用と手間を省けます。高額の香典をいただいた方にだけ、後日追加で返す形が一般的です。
カタログギフトを使う
品選びの手間が省け、幅広い相手に対応できます。
挨拶状をまとめて手配する
個別に作るより、葬儀社やギフト店でまとめて頼むほうが単価が下がります。
地域や条件で変わるところ
香典の相場は地域差があります。近畿では通夜と告別式の両方に参列しても香典は1回という地域が多く、関東では別に扱う地域もあります。香典返しの時期と割合も土地によって異なります。迷う場合は同じ地域の親族に確認してください。
相談できる窓口
| 相談先 | 相談できること |
|---|---|
| 葬儀社 | 返礼品の手配、当日返しの相談 |
| 百貨店・ギフト専門店 | 香典返しの品選びと挨拶状の作成 |
※ 掲載している費用は一般的な目安であり、地域・宗派・依頼先・時期によって大きく変動します。実際の金額は必ず複数の事業者から見積もりを取得してご確認ください。制度・手続きの要件は改正されることがあるため、最新の情報は自治体および所管の公的機関の公表内容をご確認ください。