一般葬の流れと進め方|手順を順番に解説

一般葬をどう進めるか、順を追って整理しました。はじめての方でも流れを把握できるようにまとめています。

基本情報

分類 葬儀の形式
読み方 いっぱんそう
費用の目安 ¥1,000,000 〜 ¥2,000,000
所要日数 2日
参列者の目安 50〜200名
通夜 あり
告別式 あり
含まれるもの 搬送・安置、棺、祭壇、式場使用料2日分、火葬料金、飲食接待費、返礼品

進め方の流れ

  1. 逝去・搬送病院や自宅から安置先へご遺体を搬送します。深夜早朝でも対応する葬儀社がほとんどです。
  2. 葬儀社の決定と打ち合わせ一般葬の内容・日程・見積もりを決めます。ここで見積書の内訳を必ず確認してください。
  3. 日程の確定火葬場の空き状況で日程が決まります。一般葬は2日での進行です。
  4. 納棺・安置故人を棺に納め、式場または安置施設へ移動します。
  5. 通夜18〜19時開式が一般的で、読経・焼香ののち通夜振る舞いを行います。
  6. 告別式・出棺読経・焼香ののち出棺し、火葬場へ向かいます。
  7. 火葬・収骨火葬には1〜2時間かかります。その後、収骨を行います。
  8. 精算・後日の手続き葬儀費用の精算と、各種行政手続きへ進みます。

押さえておきたいこと

親族に加えて友人・知人・会社関係者も招く、従来型の葬儀形式です。

参列者数の見積もりが難しく、返礼品や飲食費が想定を超えることがあります。

必要になるもの

搬送・安置、棺、祭壇、式場使用料2日分、火葬料金、飲食接待費、返礼品

時期と所要時間の目安

一般葬は当日を含めて2日をみておくと余裕があります。

所要日数 2日
費用の目安 ¥1,000,000 〜 ¥2,000,000
参列者の目安 50〜200名

先に用意しておくもの

一般葬を進めるとき、事前に手元にあると滞りにくいものを整理します。当日になってから探すと時間を取られます。

用意するもの 補足
安置場所の確保 病院からは数時間で搬送を求められます。自宅に安置できない場合は葬儀社の安置施設を使います。
遺影用の写真 ピントの合った、正面に近い表情のものを1枚。データでも紙焼きでもかまいません。
印鑑と身分証 死亡届の提出と契約の手続きで使います。
連絡先リスト 誰にどこまで知らせるかを決めておくと、当日の対応が楽になります。
喪服と数珠 急に必要になるため、事前に出せる状態にしておくと安心です。

つまずきやすいところ

最初に電話した1社でそのまま決めてしまう

病院で紹介される葬儀社は搬送だけ頼み、葬儀社は改めて選ぶことができます。搬送を頼んだ社に必ず葬儀まで依頼しなければならない決まりはありません。

見積もりに含まれない費用を見落とす

火葬料・式場使用料・返礼品・飲食費・お布施は別扱いになっていることがあります。総額でいくらになるかを確認してください。

参列者の人数を少なく見積もる

返礼品と飲食は人数で変わります。少なめに見積もると当日の追加が発生します。

一般葬に限らず、葬儀の形式では判断を急がされる場面が続きます。決めなければならないことと、後回しにできることを分けて考えると落ち着いて進められます。

終わったあとにすること

葬儀が終わったあとは、死亡届の関連手続き、年金の受給停止、健康保険証の返却、公共料金の名義変更が続きます。期限のあるものから順に進めてください。

よくある誤解

一般葬について、実際とは違う形で広まっている話がいくつかあります。判断を誤りやすいところを整理します。

「一般葬より家族葬のほうが必ず安い」とはかぎらない

家族葬は参列者が少ないぶん飲食と返礼の費用は下がりますが、香典収入も同じだけ減ります。差し引きで見ると、一般葬のほうが実質負担が軽くなるケースがあります。人数が減れば必ず楽になる、という前提で決めると想定と違う結果になります。

「病院で紹介された葬儀社に頼まなければならない」わけではない

病院からの搬送だけを依頼し、葬儀そのものは別の社に頼むことができます。搬送費用は実費で精算されます。断りづらい状況ですが、契約の義務はありません。

「葬儀社の見積もり=総額」ではない

火葬料・式場使用料・返礼品・飲食費・宗教者へのお礼が別扱いになっていることがあります。「この見積もりに含まれていないものを全部教えてください」と聞くのが確実です。

この項目の用語と条件

一般葬 読み方は「いっぱんそう」。親族に加えて友人・知人・会社関係者も招く、従来型の葬儀形式です。
含まれるもの 搬送・安置、棺、祭壇、式場使用料2日分、火葬料金、飲食接待費、返礼品
向いているケース 故人の交友関係が広い、地域の慣習として一般葬が定着している場合

迷ったときの相談先

一般葬について判断に迷う場合、次の窓口で相談できます。多くは無料です。

相談先 相談できること
市区町村の窓口 国民健康保険の葬祭費、火葬場の予約、死亡届の提出について
葬儀社の事前相談 見積もりの取得と内容の説明。契約前でも無料で相談できます
消費生活センター(188) 契約内容や請求金額に納得できない場合の相談
菩提寺 宗派の作法、戒名、法要の日程について

ひとりで抱えず、早い段階で相談したほうが選べる選択肢は多くなります。期限のある手続きは特にそうです。

よくある質問

一般葬の費用はいくらくらいですか?

¥1,000,000 〜 ¥2,000,000が目安です。この金額には搬送・安置、棺、祭壇、式場使用料2日分、火葬料金、飲食接待費、返礼品が含まれるのが一般的です。地域・時期・依頼先によって幅があります。

一般葬で気をつけることは何ですか?

参列者数の見積もりが難しく、返礼品や飲食費が想定を超えることがあります。

葬儀の形式のなかでは費用は高いほうですか?

葬儀の形式に分類される7項目を費用の中央値で並べると、一般葬は6番目です。もっとも安いのは直葬・火葬式(¥100,000 〜 ¥300,000)、もっとも高いのは社葬・団体葬(¥3,000,000 〜 ¥20,000,000)です。

この項目のまとめ

  • 費用の目安は¥1,000,000 〜 ¥2,000,000
  • 所要日数は2日
  • 人数の目安は50〜200名

最後にもう一度。参列者数の見積もりが難しく、返礼品や飲食費が想定を超えることがあります。

葬儀の形式の関連項目

※ 掲載している費用は一般的な目安であり、地域・宗派・依頼先・時期によって大きく変動します。実際の金額は必ず複数の事業者から見積もりを取得してご確認ください。制度・手続きの要件は改正されることがあるため、最新の情報は自治体および所管の公的機関の公表内容をご確認ください。